コロンビア大学のS・アイエンガー教授は、

 

30年以上、人間の「選択」に関する研究を行ってきた。

 

彼女は3歳の時、

 

遺伝性の目の病気と診断された。

 

しかも「全ては運命によって定められる」

 

との宗教的文化の中で育った。

 

そういう境遇の彼女にとって、

 

「選択」できること自体が

 

素晴らしいものに思えた。

 

そして大学進学後、

 

本格的に「選択」の研究を開始する。

 

 

 

 

彼女の人生と研究は教える。

 

選択肢が多いほど、

 

幸福とは限らない。

 

限られた選択肢しかなくても、

 

それを最大に生かそうと努力するなかで、

 

人生の充実は得られる。

 

大事なことは、

 

人生を「自ら選択した」と思えるかどうかなのだ、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆がうらやむような学校に合格しても、

 

結果に不満を持ち続ける人もいる。

 

一方で、

 

決して偏差値的には高くはない学校に進むことになっても、

 

大満足で受験を終える人もいる。

 

その違いは何だろうか。

 

受験の意義を

 

できるだけ偏差値の高い学校に合格するという安易なものにするのか、

 

受験生活の過程で、受験生自身が

 

どんな内面的成長を成し遂げたかに求めるかの違いだろう。

 

後者であれば

 

最大限の努力の結果の進学先を

 

誇りに思い、

 

大事にすることができるだろう。

 

そして、

 

自らが選択したという

 

能動的な気持ちで入学式の場に立っていることだろう。

 

 

 

 

 

 

 

自分自身を諦めず、

 

敢然と前へ。

 

そこに進むべき道がある。

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