未来予測
1901年1月の報知新聞に
「20世紀の予言」と題する未来予測の記事が掲載された。
20世紀に実現するとされたのは23項目。
このうち17項目がほぼ達成できた。
「暑寒を調和するための器械」はエアコンとして
「電話口には対話者の肖像現出する装置」もテレビ電話や携帯電話で可能になった。
一方、「人と獣との会話」や
「天候を自由に調整できる」など
実現できなかったこともある。
「幼稚園は廃止される」という予測もはずれた一つだ。
高学歴が進み、幼児教育は親や家庭でできると思われたのだ。
現在では、むしろ託児所や学童保育などが盛んになってきている。
人格を形成するうえで
幼児期の教育の大切さは強調しても
しすぎることはない。
世界で初めて幼稚園をつくったドイツの教育家・フレーベルが語っている。
「子どもは5歳までに、その一生涯に学ぶすべてを学び終える」と。
あと77年後に迎える22世紀はどうなっているのだろうか。
驚くほど大きく変わっていることもたくさんあるに違いない。
でも、たいせつなことは昔も今も、そしてこれからも変わることはない。
私はそう思う。
さて、話題は変わって朝ドラの話。
最高裁による尊属殺の合憲判決への
穂高教授の反対意見が素晴らしい。
「この度の判決は
道徳の名のもとに
国民が皆平等であることを否定していると言わざるを得ない。
法で道徳を規定するなど許せば
憲法14条は壊れてしまう。
道徳は道徳
法は法である。
今の尊属殺の規定は明らかな憲法違反である。」
ああ、深いなあ。
明治大学法学部村上一博教授もこのことを紹介している。
リンク先をご覧あれ。
https://meijinow.jp/article/toratubasa/100566