数式

数式で「10×10」は100だ。

 

1日の成長は10であっても

 

継続していけば10日で100にもなる。

 

こんな話を一度は耳にしたことがあるだろう。

 

 

 

答えが同じになるのだが、

 

マイナス10にマイナス10を掛けても

 

100となる。

 

数学的には同じ数値だけど

 

負の数同士を掛けて導き出された

 

100のほうが、心情的には味わい深いと感じてしまう。

 

そこに成長のドラマを感じることができるからだ。

 

それはまさに変毒為薬だ。

 

堕落したマイナスの環境にいる生徒が

 

一念発起して、

 

自分を変えたいと強く思い、

 

今までのダメな自分を変えるべく努力を積み重ねていく。

 

 

 

 

マンガを封印した受験生の話は先日紹介した。

 

その後、別の生徒が「ぼくも封印してもらいたいものがある・・・」

 

と手に小さなプラスティックのケースを持ってきた。

 

中にはカードが入っている。

 

聞いてみると、ずっと集めてきた宝物だそうだ。

 

家にあるとつい手に触れてしまう。

 

だから入試が終わるまで預かっていてほしいと。

 

今までのらりくらりと学習から逃げてきた。

 

ようやくマイナスの日常から脱出する覚悟ができたようだ。

 

この覚悟はとても大切で、周囲の誰かではどうすることもできない。

 

こればかりは自分でするしかない。

 

私に預けに来たカードは、彼の試練から逃げる弱い心だ。

 

預けに来てから少しずつだが変化がみられる。

 

授業のない日に自習に来るようになった。

 

小学生の妹も、兄の変化に気が付いている。

 

この前の授業のときに、

 

兄が家で勉強するようになったと言っていた。

 

まだ始めたばかり、この歩みをゼロにしてしまえば

 

何を掛けてもゼロのままだ。

 

いままで勉強に関しては順風満帆とはいえない中学校生活だった。

 

ここから半年の受験勉強が

 

彼の今後の人生観を変えてくれることを切に願う。

 

受験生活を乗り越えた先には

 

今までつかもうとしなかった

 

自信と希望が待っているのだから。

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