守るが勝ち

プロ野球の順位表を見た。

 

久しぶりだな。

 

巨人が首位か。

 

本塁打計75本は両リーグトップ。

 

得点は260点。

 

それに対して、失点は189。

 

これも両リーグ首位の最少失点だ。

 

 

 

野球は、2つのチームのうちの、

 

どちらが得点が多いかで勝敗が決まるルールだ。

 

1対0でも1つの勝ちになるし、10対0でも同じ1勝である。

 

たくさん打って多くの点を取ることも大切だが、

 

より多くの勝ち星をあげるためには、

 

失点を少なくすることのほうが勝ちやすい。

 

 

 

「攻撃は最大の防御なり」という考え方もある。

 

場合によって選ぶべき考え方だとは言えるのだけれど、

 

それでも防御が下手では勝ち続けることはできない。

 

 

 

かつて、巨人の監督だった藤田元司氏は、

 

チームが絶不調で連敗続きのときは、どうするんですか、

 

という質問に対してこう答えた。

 

「基本の守備練習をしっかりやるんです」と。

 

人は、ついつい、攻撃のことを考えたがる。

 

しかし、守りが出来ているのかどうかが勝ちにつながる。

 

 

 

 

さて、

 

中学3年生は、

 

今年度初の会場実施の北辰テスト、

 

南部校長会テスト、

 

新座市・朝霞市は定期テスト、

 

この時期はテストが集中する。

 

 

攻撃を重視する学習ならば、

 

まだ理解できていない苦手教科や苦手単元の克服を目指すことになる。

 

 

 

反対に、守備を重視するのならば、

 

今持っている知識で戦うことにして、

 

答案作成術を徹底したほうがいい。

 

問題に対してきちんと答えることができているのか、

 

自分のケアレスミスのパターンはどんな感じだろうか、

 

など、新たな知識を増やすことを目的にするのではなく、

 

現在持っている知識で、得点力を上げる。

 

これが守備的学習だ。

 

 

中3受験生に対して、私のおススメは、このような時期は断然守備的学習だ。

 

夏休みに学習した大量の知識を定着させ、うまくアウトプットできるように意識する。

 

それだけでテストの得点は大きく違ってくる。

 

まだまだやりつくした感はないはずだから、

 

早く学習し尽くしたいという気持ちもよくわかる。

 

しかし、直前ギリギリまでそのような攻撃的学習をしてしまい、

 

結果さんざんな点数を取ってしまう人もいるのが現実だ。

 

短期間で大量の知識を獲得すると、知識の当てはめの正確さに欠けるようになる。

 

いわゆる「うろ覚え」状態だ。

 

それでは解けるはずの問題に対して、覚えたての見当違いの答えを当てはめてしまうのだ。

 

正答できない理由は主に4つある。

 

一つ目は、時間があれば解けたのだが、時間がないために正答できないこと。

 

二つ目は、落ち着いて考えたら解けたのだが、問題文を読み誤って正答できないこと。

 

AとBで迷った末に正答できなかった場合はここには含めないこと。三つ目か四つ目だ。

 

三つめは、見たことはあるのだが正答できないこと。

 

四つ目は、全く見たことも解いたこともないために正答できないこと。

 

過去問をやればわかると思うが、ほとんどの受験生は一つ目から三つ目による失点が多いはずだ。

 

 

 

 

だから、この時期はインプットではなく、アウトプットに徹するのだ。

 

このテストラッシュが終わったら、攻撃的学習に切り替えればいい。

 

ただし、次に長袖を着る時期には、アウトプット型の学習が中心でなければならない。

 

そして、「解きなおし」のやり方で成績が大きく変わってくる。

 

解きなおしについては別の機会で触れたいと思う。

 

何事においてもタイミングは大事なのだ。

 

 

 

 

話は変わって、高校入試の話。

 

 

令和3年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準は

 

内容の精査に時間を要しているため、公表を8月末から9月10日までに変更いたしますとのことだ。

 

学校ごとに作成する選抜基準であるが、

 

県教委の指導による修正もあるのかもしれない。

 

いずれにせよあと少しで発表となる。

 

今年の入試に関しては、何が発表されても驚かないつもりだ。

 

https://www.mext.go.jp/content/20200514-mxt_kouhou01-000004520_2.pdf

 

文科省の配慮要請などから考えると、

 

例年以上に入試当日の学力検査の点数が重要になってくるだろう。

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