女子校

進路面談をしていると

 

「女子高は女子だけだから人間関係がちょっと・・・・・」

 

「共学のほうが安心できます。」

 

ということをいう生徒がいる。

 

こういう生徒は共学が向いている。

 

また、

 

「男子がいないほうがのびのびできます」

 

「女子だけのほうが本音で過ごせます」

 

「男子はうざいです!」

 

という生徒もいる。

 

こういう生徒は女子高がいい。

 

 

 

全国にある高校数は4,874校だ。

 

公立高校が3,537校、私立高校が1,322校。

 

そのうち女子だけの学校はどのくらいだろうか。

 

公立高校では32校、私立高校では256校。

 

総高校数の約6%が女子高だ

 

女子高数のピークが1970年代であり、

 

現在は、当時の半分以下に減少している。

 

男子校ほどではなくとも、

 

年々減少の一途をたどっている。

 

特に公立高校の女子高は全国で32校のみだから、

 

私立高校はまだしも、

 

公立高校の女子高出身者は

 

まさに絶滅危惧種のようなものだ。

 

 

 

公立女子高がなぜ減っているのか、

 

その歴史を振り返りたい。

 

まずは終戦後、GHQの指導により共学化が進む。

 

しかし、GHQは日本を3分割して統治していたため、

 

地域により温度差が生じた。

 

結果、東日本では男女別学校が多く残った。

 

ところが、近年では共学化が加速している。

 

福島県、宮城県では2000年代前半までに

 

すべての公立高校が共学化している。

 

埼玉県に隣接している千葉県、群馬県でも

 

同時期に公立女子高校の共学化が進んでいる。

 

理由の一つは、

 

1999年に施行された男女共同参画社会基本法がある。

 

学校は社会の縮図であるから、

 

学校の中には男女がいるべきだという主張がなされた。

 

また、同時期に少子化が進行してきた背景もある。

 

定員が充足できない女子高が出てきたのだ。

 

私立は当然のことながら、

 

公立でも募集困難校は統廃合の対象になる。

 

私は、別学校の減少の一番の理由は

 

生徒募集という、学校運営上の問題が一番であると思う。

 

 

 

 

今年の入試では、女子高人気が低調だ。

 

浦和一女は1.38倍で、平年並み。

 

川越女子(1.29倍)熊谷女子(1.13倍)松山女子(0.97倍)は過去最低の倍率だ。

 

単年のことであればよいが、

 

この状況が続くようだと、女子高の中にも募集困難校が出てきて、

 

統廃合の対象になるかもしれない。

 

 

 

全国的に見ても珍しい、埼玉の男女別学公立高校。

 

私は選択肢の多様化、学習における男女の違いなどから

 

男女別学公立校は今後も存続するべきだと考えている。

 

思い出してみると、今から20年前、男女別学に関する論争が埼玉県内で起こった。

 

2年もの時間をかけて落ち着いたのだが、

 

昔の話などで、そもそもご存じない人もいるかもしれない。

 

次回はこのことについて触れたいと思う。

前の記事

かけがえのない日々

次の記事

女子校②