十人十色

学校のテストで思うような点数が取れなくなり、

 

自信を失いかけていた中学3年の女子生徒。

 

使っていたテキストは、

 

カラーのイラストや図表を

 

ふんだんに取り入れたものだった。

 

助言を受け、

 

教材を白黒の問題集に変えたら、

 

あれよあれよという間に

 

点数は高いレベルに戻ったという話を聞いたことがある。

 

耳で聞いて理解するのは苦手でも、

 

目で見て覚えるのは得意な人もいれば、

 

その逆の人もいる。

 

カラフルな教材を好む子もいれば、

 

かえって勉強しづらくなる子も。

 

 

説明の仕方や内容が

 

〝分かりやすい〟かどうかには、

 

「相手にとって」という前提が付くのだ。

 

 

シャカの十大弟子の筆頭、

 

智慧第一と呼ばれた舎利弗にも

 

〝舎利弗の過ち〟とよばれる失敗談がある。

 

鍛冶屋と洗濯を仕事とする者に

 

合わない修行を教えてしまった。

 

結果、2人は何も得るところがなく、

 

不信を起こしてしまう。

 

仏がそれぞれに逆の修行を教えると、

 

2人はすぐさま悟りを得ることができたというもの。

 

人の成長には

 

共通のやり方はないのだ。

 

合格体験談なども

 

あくまで参考にするべきものであり、

 

同じことをやって

 

同じ結果が得られる人はいないということだ。