偏差値

「〇〇高校に合格するには偏差値いくつとれたらいいですか」
ある生徒から質問を受けた。
〇〇高校は人気の県立共学校。
制服がおしゃれなので、女子人気が高い。
年度によっては、男女比が3:7くらいになったりする。
私立高校の場合は個別相談会で合格の可能性を教えてもらうときの資料として
偏差値の書いてある成績表を持参するのだが、
そもそも偏差値は公立高校入試には一切関係はない
 
また、偏差値はテストごとに出てくるものであるため、
テストによって変動が激しい人は使う意味がかなり薄れてくるものだ。
だから、偏差値はあくまでも自分の学力の推移と考えて、
これから伸びる、下がる可能性もあるものとしてとらえてほしいものだ。
 
さて、先ほどの質問だが、現在の高校1年生が、
中3のときに受験した北辰テストの最新の偏差値データを使って説明してあげた。
今春の入試において、〇〇高校合格者の平均偏差値は男子が59.6、女子が59.5だ。
ざっくり言うと偏差値60くらいだ。
偏差値60というと、もし100人で模試を行って偏差値を出したら
だいたい16番目ぐらいの人、上位約16%までが出せる数字だ。
それでは、〇〇高校は偏差値60以下では合格できないのだろうか。
合格者の半数以上は偏差値50台だ。
最も低い人は偏差値53だ。
逆に最も高い人は偏差値67だ。
不合格者を見てみると、
一番偏差値が高い人は、なんと63もある。
一番低い人で49だ。
合否を決めるのは、当日点なのだ。
大切なのは当日点だ。
県立入試ではそれ加えて調査書、すなわち内申書の点数も必要になってくる。
 
だから、偏差値60に届いていないからと言って悲観的に考える必要性は一切ない。
大切なのは、入試の日に合格点をとることだ。
偏差値は合格点が取れることを保証してくれるわけではない。
調査書の学習点は毎年だいたいオール4くらいが合格者の平均だ。
オール4に届いていなければ、当日の学力検査点で補えばいい。
では、〇〇高校合格に必要な学力検査点は何点だろうか。
最近、学校説明会などで高校の先生に何点とれたら入れるか聞く人が増加しているようだ。
こう言うとき学校の先生は一律で7割程度と答えているようだが、もちろんこの値はウソに近いものだ。
実際、今春のボーダーラインはそれよりもだいぶ低いところにある。
5教科合計でおよそ290点だ。
調査書の学習点が低いと思うならば、点数を上げて考えればいい。
過去問を解いてみて、
教科ごとの目標を決めたらいい。
国語は60点、英語は60点、数学は50点、理科は65点、社会は80点とか。
これで合計が315点。
少しおつりがでるくらいの数字だ。
偏差値は5科まとめて60のような出し方をするけれども、
大切なのは、1教科ごとに取るべき点数は違うことだ。
理社は得点源にしやすい教科だから、高めで考えるといい。
数学の苦手な人は、手応えのなさに嘆くことはない。
半分とれたらいいくらいにかんがえればいいのだ。
いずれにせよ、
問題を見れば分かるのだが、
北辰テストと埼玉県の公立高校の入試問題は似て非なるもの。
特に〇〇高校のように、英語と数学で学校選択問題を導入しているところほど
違いが出てくる。
偏差値は私立高校の個別相談会で活用するだけのものだと
キチンと理解して、
併願作戦をしっかりとたてたうえで、
最後の最後まで学力検査点の向上を目指して
あきらめないこと。
これが必勝法だと話した。
伝わったかな。
さて、話は変わって天気予報の話。
ゲリラ豪雨の予報実験が明日から公開される。
9月5日までとのこと。
ゲリラの語源は、スペイン語で、小戦争からきている。
敵の後方や敵中を奇襲して混乱させる小部隊。遊撃隊を指す。
これらとは別に、その突発性・不定期性・短時間に大きな結果がもたらされる性質などをあらわす代名詞としても用いられている。
ゲリラ豪雨警報などが発令されるならば、防ぐことのできる被害もあるだろう。
技術の進歩はすごいな。

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