写真

今から101年前の2月の日本が

 

どのようだったか分かる人はまずいないと思う。

 

1920年といえば大正時代、

 

亡くなった私の祖母はそのころ

 

小学校に入学するくらいの年齢だったはずだ。

 

昭和のイメージがセピア色だと

 

平成生まれの娘に言われたときには

 

ショックを受けたけれども、

 

自分が生まれる前のことって

 

みんなそうじゃないかな。

 

私にとっての大正時代も

 

カラーじゃなくて

 

白黒のイメージだから。

 

 

 

 

 

 

 

さて、

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この白黒写真の場所がどこだか分かるだろうか。

 

100年ほど前のアメリカのニューヨークのマディソンスクエアガーデン前だ。

 

よく見ると自動車ではなく

 

馬車が走っている。

 

当時は馬中心の社会だったのだ。

 

もちろん自動車も存在してはいたのだが

 

悪魔の乗り物と呼ばれ、人々から信頼されていなかった。

 

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それから約20年後のマディソンスクエアガーデンの様子。

 

馬車の姿は一つも見えない。

 

代わりに自動車がたくさん走っている。

 

時代が完全に変わったのだ。

 

 

 

 

さて、こちらの画像を見てほしい。

上の1枚目のニューヨークの写真とほぼ同時期の日本の写真だ。

 

正確に言うと、1920年2月17日撮影だ。

 

当時は世界中でスペイン風邪が大流行していた。

 

だから、女学生たちは全員マスクをして登校している。

 

 

 

 

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人、立っている、子供、屋外、、「Automatic Image Coloriza」というテキスト

上の写真をニューラルネットワークによる自動色付け+手動補正したものがこれだ。

 

同じ写真でもカラーになると断然リアルになる。

 

歴史上の出来事ではなく、

 

同じ時代の日常と変わらない感覚で見ることができる。

 

同じ人たちなのだが、カラーになると断然「今」を感じることができる。

 

彼女たちはたぶんコロナ禍の中の私たちと同じ気持ちだったに違いない。

 

生活の中で最大限の注意をしたうえで、

 

不安と戦いながらも毎日を楽しんでいたことだろう。

 

カラー写真が伝えてくれるリアルはものすごく効果的だ。

 

 

 

 

馬車やら電気自動車やらコロナやら

 

地震(写真の3年後に関東大震災)やら株価(写真の9年後に世界恐慌)やら

 

100年前と今の共通点は多いと思う。

 

今は先の見えない激動の時代だって言われている。

 

だから私もつい先日「2040年の未来予測」という本を購入したけれど

 

100年前だって同じことが言われていたはずだ。

 

そして、不安を抱えている人々も大勢いたと思う。

 

 

 

でも、

 

今だけじゃないんだ

 

100年前だって、いつだって

 

先のことなど分からない。

 

なるようにしかならない。

 

1枚の写真が教えてくれたのは

 

未来は大丈夫だということ。

 

スペイン風邪は1918年からはじまり

 

1920年つまりこの年まで猛威を振るうことになるって

 

あの登校中の女学生たちに伝えてあげたい。

 

 

 

 

歴史から学び、

 

希望を持って

 

今を生きることの大切さを

 

100年前の1枚の写真が教えてくれた。

 

写真の力ってすごいな。

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