二度目の出会い

以前も紹介したことがあったと思うけれども

 

いつごろからか、「Audible」という

 

本を読んで聴かせてくれるアプリを活用している。

 

活用しているというより、おもしろく聴いている。

 

好きな本の「朗読コンテンツ」があった場合には、

 

本も読むし、耳からも聴いて、行ったり来たりしている。

 

『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』とか

 

サンデル教授の『実力も運のうち』は

 

音声で聴いた後に書籍で読んだらさらによかった。

 

耳で聞いたときに印象に残るところと

 

字で読んだときに印象に残るところが違うことがある。

 

だから両方試してみると味わいが深くなっていく気がする。

 

 

 

 

昨日「聴き終わった」のは重松清さんの『また次の春へ』という短編集だ。

 

タイトルだけで選んだので、

 

聴き進めているうちに

 

東日本大震災をテーマにしている作品だと知った。

 

ふと途中の短編の一つに聞き覚えというか見覚えがあったものがある。

 

母を亡くした娘。

 

おばに連れられて行った五百羅漢。

 

その中から見つけた母の顔をした羅漢様。

 

にっこり微笑んでくれた。

 

アジサイの花。

 

どこで読んだのだろうか?

 

モヤモヤが頭を包み込む。

 

こういうモヤモヤって時々あるのだけれども

 

ものすごく嫌な気分だ。

 

すっきりとさせたい。

 

・・・・・・・・・・・

 

 

あっ!

 

何年か前の北辰テストの大問1で出てきた作品だ。

 

過去の問題を引っ張り出してみる。

 

いろいろとさがしてみる。

 

あった。

 

読んでみた。

 

多少手をくわえたりしているが間違いない。

 

テスト問題として読んだときの引用部分だけでは

 

震災がテーマだとは分からなかったし、

 

朗読を聴いてみると

 

印象が大きく違った。

 

聴かなかったら聴かなかったで

 

それはそれで余韻が残っていて味がある。

 

聴いたら聴いたで深く理解することができた。

 

いい作品はいずれにしても自分の中にしっかりと残っているものだ。

 

 

 

 

本を読むだけでなく聴く習慣ができたのは

 

個人的にはよかったと思っている。

 

今回のように理解が深まるというか

 

得した気分になったりする。

 

 

 

読書の秋がやってきた。

 

相性もあると思うけれども

 

試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、話題は変わって飲み物の話。

日清食品「カップヌードルソーダ」(カレーソーダ・ソーダ・シーフードソーダ・チリトマトソーダ)

 

本日発売とのこと。

 

通販限定と書いてある。

 

攻めているなあ。

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