一人ひとりを

コロナ禍以前は

 

受験当日には

 

受験校の校門付近で

 

塾の先生たちが

 

入試応援をしていた。

 

塾生みんなが同じ通塾バッグの塾などは

 

先生たちが横一列に並んで

 

花道をつくっている。

 

受験生たちは

 

試験当日もあのバッグを使うので

 

自塾生は一目でわかるから

 

先生たちはバッグの受験生を手招きをする。

 

一瞬躊躇する受験生もいる。

 

それは

 

知らない先生がたくさんいるからだろう。

 

しかし

 

知らないたくさんの先生たち

 

一人ひとりから

 

握手され

 

激励を受けることになる。

 

受験が終わると

 

合格者〇名

 

という宣伝が出てくる。

 

 

 

 

150数名が死亡する事故が起きる。

 

現代文明の本質は、人間を抽象化、数値化、モノ化して捉える点にある。

 

ソ連のスターリンは言ったという。

 

「一人の死は悲劇だが、百万人の死は統計にすぎない」

 

 

 

 

 

みんな

 

お父さんとお母さんがいて

 

この世に生まれた。

 

一人ひとりに対して

 

無限の無償の愛情が注がれている。

 

いくつもの思い出のエピソードもあるはずだ。

 

 

 

 

 

本当に大切なのは

 

一人ひとりだ。

 

一国の指導者であれ、大学者であれ、

 

自分の親の話になると

 

さっと、一人の「息子」「娘」の顔になる。

 

雰囲気が一気に和らぐ。

 

大切なのは

 

心を通い合わせること。

 

なんでもかんでも

 

一括りにしないで、

 

具体的な一人を思いやることではないだろうか。

 

一人ひとりに思いを馳せる

 

何はなくとも暖かい

 

小さな個人塾であり続けようと切に思う。

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