一を習って十を知る

「一を聞いて十を知る」

 

というのは、物事の一端を聞いただけで

 

全体を理解するという意味で、

 

非常に賢く理解力があることのたとえですね。

 

論語がその出典で、

 

孔子の弟子である子貢が、

 

孔子の門人である顔回を褒めて

 

「顔回は一を聞くと十を理解するが、

 

自分は一を聞いても二を理解する程度である」

 

と言ったという故事に基づいています。

 

 

実際に、頭が良いと言われる人は、

 

一つのヒントを与えられることで

 

その本質を理解します。

 

最も根になる部分を理解します。

 

いわゆる類推力が働く人なのですね。

 

 

でも、

 

実際にそんな人は多くないですし、

 

私は「十を聞いて一を知る」だって

 

ありだと思います。

 

あきらめずに学び続けることで

 

道は開けるのですから。

 

 

 

今回は

 

「一を習って十を知る」という話です。

 

これは

 

私が塾生によく話すことです。

 

例えば、

 

買い物に行って、

 

同じお金を払うのならば、

 

より多くの商品やサービスを受けるほうが

 

お得ですよね。

 

コスパがいい。

 

授業もまさに同じ。

 

たとえば英語の空所補充問題を解いてみます。

 

空所の答えがあっているだけで、

 

満足する人もいれば、

 

問題文の中にある、

 

知らない単語や熟語をチェックする人もいます。

 

同じ一問であっても、

 

多くのことが得られる方がいいという話です。

 

英文法の問題を解くのであれば、

 

問題文中の単語・熟語などの語彙、

 

その語彙の同意語や反意語、

 

和訳がなければ訳してみる、

 

問題文の書きかえ表現はないだろうか、

 

などなどいろいろ考えることができるでしょう。

 

 

英語の授業を受けるのであれば、

 

授業を受けながら

 

先ほどのようなことを考えてみる、

 

先生が次に何を教えるのか予想している、

 

板書と全く同じようには書かないで

 

カスタマイズしてみるなどなどです。

 

 

ラーニングピラミッドにおける

 

講義を受けることは

 

最も学習定着率が低いとされています。

 

「受け身」の学習だからです。

 

「一を習って十を知る」ような

 

いろいろな考えを巡らせていく

 

「攻め」の学習ならば、

 

学習定着率はもっと高くなります。

 

 

 

同じ授業を

 

同じ月謝を払って

 

同じ教室で

 

同じ先生から受けている生徒の中で

 

成績に大きな差が生まれるとしたら

 

授業の受け方の違いが

 

それを決定づけます。

 

 

「一を習って十を知る」

 

そんな授業の受け方を実際を

 

実践してみてください。

 

 

始まりの春はもうすぐそこまできていますから。

 

 

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