リビング学習

東大生の8割がリビングで学習していたとか、

 

あの東大王もリビング学習していたとか、

 

入学・進級の時期にはこんな話題を

 

耳にすることも多くなるだろう。

 

 

私自身は3人兄弟の真ん中で、

 

小学生の頃は

 

共同部屋だった。

 

一人部屋はあこがれだった。

 

共同部屋で勉強することもあれば、

 

リビングで勉強することもあった。

 

それが普通だったわけで、

 

勉強する場所を意識した記憶はない。

 

 

 

 

最近のリビング学習は、

 

自分の部屋があるのだけれども、

 

あえてリビングで学習をするという人が大半だ。

 

リビングでの学習は、

 

非常に理にかなったやり方だと思う。

 

以下のラーニングピラミッドを見てほしい。

 

 

自分の部屋で一人だけで学習する場合、

 

読書や視聴覚までだろう。

 

これらの学習定着率は最も低い部類だ。

 

しかし、リビングで学習する場合は、

 

分からなければ、周囲の家族に声をかけてみたりして、

 

アクティブラーニングを実践することができるのだ。

 

兄弟同士で教えあうことができるならば、

 

それは最高の学び方と言えるだろう。

 

保護者の方も、

 

時には教えることもあるだろう。

 

成績を向上させるテクニックなのだが、

 

時には、

 

わざと教えてもらうようにすれば、

 

子どもの学習効率は飛躍的に高まるのだ。

 

 

 

3人兄弟の末っ子の男の子がいた。

 

勉強はリビングでやっていた。

 

分からないことがあれば、

 

上のお兄ちゃんかお姉ちゃんに聞いていた。

 

丁寧に教えてくれるのだが、

 

その時には

 

こんな問題もまだ分からないんだねっていう

 

空気感が伝わってきていたらしい。

 

そして、ごくたまにあるお兄ちゃんお姉ちゃんも

 

苦しむ難問が解けたときの

 

ともに喜ぶことや褒められ方が

 

絶妙だったらしい。

 

何ものにも代えがたいほどの喜びだったそうだ。

 

実はこれは

 

その家のお母さんが作りあげた空気感である。

 

お兄ちゃんもお姉ちゃんもそのように

 

接してこられていたから

 

弟には同じように接していたのだ。

 

当然、兄弟の絡みにも

 

お母さんもときどき盛り上げたり、

 

空気感を演出するために

 

口を出していたらしい。

 

そのスタイルができたのは、

 

中学生までだった。

 

高校では、

 

学校が学習場所だった。

 

休みの日も学習しに通っていたらしい。

 

 

最難関大学に進学した後も、

 

末っ子は

 

家族には勝てる気がしていないようだ。

 

 

 

新学年が始まる前に、

 

リビングのレイアウトを見直してみると

 

いいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

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