ラスト10分Ⅱ

かつて大阪に、灘高や東大合格者を次々と出す

 

日本一有名な学習塾があった。

 

伝説の入江塾。

 

塾頭の入江伸氏は2006年に逝去されたが、

 

その指導方法は色あせるどころか

 

これからの時代にこそ活きてくるものだと思っている。

 

伝説の学習塾で教えていたのは

 

受験ノウハウではなく

 

自分で考える力、生き抜く力だったと私は思っている。

 

 

2014年に開かれた設立50周年同窓会には

 

180名の卒塾生たちが集ったという。

 

 

塾が閉鎖されて30年。

 

 

在籍期間だって最長でも3年だ。

 

 

数十年前の短い期間在籍していた私塾の同窓会に

 

 

これだけの人数が集まるのは不思議だと思うだろう。

 

 

受験というと戦争という言葉と結びつける人もいるように

 

 

厳しい戦いだと考える人は多い。

 

 

でも、入江塾での最大の敵は「自分」だったのだ。

 

 

戦う相手は「隣の誰か」ではなく

 

 

自分の弱気、自分の怠け心、自分の消極性だった。

 

 

周りにいるのは、よき先輩、励まし合う同級生、追い上げる後輩。

 

 

同窓会参加者180名の半数以上は医師だったという。

 

 

その他、官僚や経営者、大学教授、弁護士などなど立場は様々でも

 

 

それぞれに自分の役割を立派に果たしている卒業生ばかりだったそうだ。

 

 

昔は、英語や数学が話題だったが

 

 

その時は、医学や経営などに変化していたが

 

 

当時の密接な人間関係は変わっていなかったという。

 

 

同じ塾人としてこのことは物凄く羨ましく思う。

 

 

 

 

 

 

 

昨日、ラスト10分で10点獲得と書いたのだが、

 

 

入江先生は、ラスト2分で4点捻出!と指導していたという。

 

 

競り合ったマラソンの、最終的な勝敗が

 

 

ホームストレートにあるのと同じように、

 

 

受験生の明日にかける運命も、

 

 

最後の最後の時間帯にかかっていることを

 

 

忘れてはいけないのだ。

 

 

入江先生の言ったラスト2分に

 

 

最期の4点を捻出する根性、

 

 

まさにその根性にこそ

 

 

全てがかかっているのではないか。

 

 

 

 

 

 

入江塾の当時と

 

 

今の時代では教育を取り巻く状況には

 

 

大きな違いがある。

 

 

時代感覚も変わっている。

 

 

当時のやり方がそのまま現代に当てはまるとは思えない。

 

 

そのまま取り入れるのではなく

 

 

奥にある本質を理解し、

 

 

応用していきたい。

 

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