バター

中学生の英語の授業で

 

バターは牛乳でできている」という文が出てきた。

 

受動態の単元の定番問題だ。

 

原料と材料の違いと変化のintoをセットで覚えるパターン。

 

それはさておき、

 

ふと考えてみた。

 

私はずっと疑いもなく生徒たちにこの英文を教えてきたのだが

 

果たしてそれでいいのだろうか。

 

自分ではやったこともないのに、

 

聞いただけの知識を確信を持って長年教えてきたことに

 

ふと疑問を覚え

 

もちろんすべてのことを検証しつくすことなどムリだと思う。

 

しかし・・・・・

 

この疑問は頭にこびりついてしまったようだ。

 

家に帰る途中まで忘れることができずにいた。

 

帰宅後実験することにした。

 

ネットで方法を探してみる。

 

材料は・・・・「ホンモノ牛乳」???

 

いや違った読み間違えだった。「ノンホモ牛乳」でなければダメらしい。

 

ノンホモ牛乳とは、脂肪分の均質化加工(ホモジナイズ)をしていない牛乳とのこと。

 

だから「ノンホモ」という名前なのだろう。

 

さらにこの牛乳は低温殺菌されているので、

 

タンパク質やカルシウムなどの栄養素が壊れていないんだとか。

 

冷蔵庫の牛乳パックを見てみると・・・・・

 

ノンホモ牛乳じゃなかった。

 

低温殺菌と書いてあってもノンホモじゃないの?

タカナシ 低温殺菌牛乳 パック500mlのクチコミ・評価・商品情報【もぐナビ】

でも、これはノンホモじゃないらしい。

 

ノンホモ牛乳はビンで売っていることが多いらしい。

 

こんな感じ。↓

牛乳をフル活用! 今作りたいおすすめミルクレシピ2選|『LDK』が紹介 - the360.life(サンロクマル)

 

パックで売っているものでも

 

ノンホモ牛乳って書いてあるようだ。

 

牛乳のことも少し詳しくなった気分だ。

 

 

 

翌日、近所のスーパーへ買い出しに出かけた。

 

普通の牛乳よりもお高いのだが

 

研究のためには仕方ない。

 

ノンホモ牛乳をゲットした。

 

帰宅後、さっそく実験開始。

 

小さめのペットボトルに入れて

 

振ってみた。

 

シャカシャカシャカシャカ・・・・・・・・・・・・・

 

20分くらい経過したあたりで変化があらわれてきた。

 

バターだ!

 

ついにノンホモ牛乳からバターができた!!

 

もうひとつ、うちにあったホモ牛乳でも同じ実験をやってみた。

 

しかし、バターはできなかった。

 

たいした実験でないことは承知しているのだが、

 

このキモチが大切なものだと気づかされた。

 

無知の知。

 

塾のテキストや受験には答えのある問題しか出てこない。

 

答えは全部知っているのだから、

 

何でも分かったつもりになっている自分がいた。

 

問題の答えを分かりやすく伝えればそれだけでいいと思っていた。

 

だから牛乳とバターの例でいうとofとfromとintoのイメージを

 

上手に伝えることや、原料と材料の違いを分かりやすく伝えることだけを

 

考えてきていた。

 

しかし、まだまだ知識として不十分な

 

咀嚼できていないものがたくさんあるのだ。

 

自分で成長の機会を見失っていたのだ。

 

人は生きている間成長する。

 

学ぶことを止めてはいけない。

 

これって生徒に言っていることではないか。

 

今回、学びはどこにだってあるってことを思い出すことができた。

 

今後「バターは牛乳でできている」という英文が出てきたら

 

ちょっとノンホモ牛乳の話をしてあげよう。

 

ちょうどいいタイミングだ。

 

今年は中学校の学習指導要領改訂の年だ。

 

特に英語は驚くほど教科書が変化している。

 

自分をアップデートさせるために、

 

教科書をしっかりと咀嚼して

 

教え方を一から考え直してみよう。

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