タッチの差

1988年のソウル五輪の競泳男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得した鈴木大地氏が、

 

“タッチの差”の勝利について、あるテレビ番組で語っていた。

1988年ソウル五輪】 競泳男子100メー…:栄光の金メダリスト 写真特集:時事ドットコム

 

 

ゴール直前の最後のストロークは、

 

弧を描かず、腕をタッチ板に突き刺すように最短距離で伸ばした、と。

背泳ぎのゴールタッチのコツ | swim media

実力伯仲の世界の強豪としのぎを削り、

 

100分の1秒の差で決着する勝負を制するために、

 

この練習を日頃から意識して繰り返したそうだ。

 

真剣勝負の明暗分けるのは“紙一重”の差。

 

一流は、この僅差を詰めるために想像を絶する努力を積み重ねる。

 

その戦いに「もう、これでいい」という妥協はない。

 

 

 

 

受験生も同じだ。

 

合否を分けるのは紙一重の差だ。

 

模試で合格判定が出ていても、

 

不合格する人は毎年必ずいる。

 

その逆もしかりだ。

 

 

 

だからこそ、少しでも得点が上がるような工夫をするのだ。

 

今年所沢北高校に合格したうちの塾の受験生は

 

英語のテストで独自の作法がある。

 

それは、こういったものだ。

 

試験開始時に始まるリスニングで

 

最初は日本語のアナウンスを結構な時間聴くことになる。

 

その間に、英作文を解いてしまうのだ。

 

全部書けなくても、試験時間の短縮になるのは大きい。

 

過去問や直前模試もそのやり方を磨いてきた。

 

入試本番の日に、同じ教室でリスニングの説明時に

 

鉛筆を走らせていた音がしていたのは

 

数人はいたという。

 

同じことを考えている人も数人いたということだ。

 

些細なことだと思うかもしれない。

 

でもそれが受験における「タッチの差」ではないだろうか。

 

そして、そういう差が積み重なると

 

実は結構大きな差になったりするものだ。

 

他にも、過去問をやりこむ中で、

 

タッチの差を大事に考えている人には

 

いろいろなアイデアが浮かんでくる。

 

上記の作法はそのうちの一つだ。

 

こういうのは、受験以外でも

 

いろいろとあるし、

 

受験を通して考え方を身につけると

 

普段の生活で応用できる。

 

 

 

 

 

さて、話題は変わって海賊の話。

 

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