コロナ禍の受験生

塾の年度末のこの時期に、ふと思う。

 

今年度は、コロナ禍で学校行事や部活動などが大幅に制限された。

 

まさに前代未聞の一年だった。

 

いつもの年であれば、

 

学校行事やその準備のために

 

塾の授業を休まざるをえなかったり

 

北辰と部活動が重なったとか

 

夏休み中まで部活動が勝ち進んだとか

 

中3の2学期まで部活動が続くなどなど

 

学習と部活動・学校行事などがぶつかることがある。

 

しかし、今年度は違った。

 

そもそも部活動や学校行事がことごとく中止されていった。

 

うちの塾のある地域も、最近では以前よりも部活動の休みが多くなってきた。

 

とはいえ、少なくとも土日の一方は部活動がある場合が多いし、

 

まだ土日ともに部活動がある生徒もいる。

 

今年は例外的とはいえ、様々な負担がなくなったのだから

 

今年の中学生は勉強ができたはずではないか。

 

その結果、例年よりも成績が良いのではないだろうか。

 

そう思う人も多いだろう。

 

 

 

 

1学期のころは私もそう思っていた。

 

しかし、入試直前のこの時期で、過去問の得点による違いはあまり感じられないし、

 

何よりも、今年は公立高校の出題範囲もかなり削減されているので

 

例年との比較も難しい。

 

感覚的には大きな違いはないとしか言えない。

 

確かに、今年の受験生は総学習時間では例年以上ではないだろうか。

 

学習時間は確かに大事な要素だ。

 

しかし、限られた時間で最大限の成果を上げる工夫こそがより大切だ。

 

時間がいっぱいあると思うことで、安心してしまい、

 

学習効率が上がらないからだ。

 

むしろ、他にいろいろとやらなければいけないことがあると、

 

スキマ時間を見つけたり、

 

短い時間で効率よく身につけたりする工夫をするようになる。

 

学校生活も、来年は今年のような状況ではなくなっているだろう。

 

高校入学後は、体力的にも時間的にも大変な中で

 

学習時間をつくりだすという試練が待ち構えている。

 

今年の受験生たちは来年の課題が

 

「日々、学習時間をつくりだすこと」である。

 

さらに言わせてもらうと、

 

今年の受験生は、大学入試共通テストの旧課程における最後の世代だ。

 

現中2以下の学年からは、新課程での共通テストとなる。

 

これは、フルモデルチェンジに近い変化と考えておいたほうがいい。

 

つまり、浪人は絶対に避けなければいけない世代なのである。

 

中3受験生たち、このままの勢いで入学まで走り続けよう。

 

繰り返すが、日々学習のための時間を作りだすこと、これが大事。

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