もう少し、あと少し

宝のある場所(宝処)を目指して、

 

砂漠を旅する隊商の一行があった。

 

疲労し切った人々が「もう進めない」と嘆くなか、

 

導師は神通力によって城(都市)をつくり、

 

「あの城に入れば、安穏になれる」と励ます。

 

歓喜した人々は、気を取り直して城に入った。

 

十分に休息したことを確かめた導師は、

 

その城を消し去り、

 

「真の目標である宝処は近い」と皆に説く。

 

 

 

 

これは仏教説話なのだが、仏教の究極の目的に到達させるために、

 

途中で仮の教えを説いたことを述べているものだ。

 

 

いかなる挑戦にあっても、ゴールが遠大であれば、

 

途中の「目標」を、一つ一つ乗り越えていくことが大事になるのだ。

 

あと一歩のところで届かないことは非常に多いのだから。

 

 

 

入試においては、

 

入試の前に行われる「模試」や「検定」などを

 

目標とし、小刻みにしていったほうがいい。

 

遠くにある目標よりも

 

近くにある目標のほうが

 

がんばろうという気持ちが湧いてくるのだから。

 

 

大切なのは、歩み続けること。

 

目標に挑戦する道のり自体に、自身の成長はある。

 

“あと一歩”“もう一歩”の勇気の挑戦を開始したい。

 

 

 

 

さて、話は変わって、カレーの話。

 

加須市にある花咲徳栄高校が地元のイチジクを使ってカレーを作ったとのこと。

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/43644

 

 

花咲徳栄高校では、食育実践科の生徒たちが考案した

 

高タンパク質低脂肪の「アスリートメシ=アスメシ」を

 

運動部員などを中心に提供しているそうだ。

 

今回、花咲徳栄高校食育実践科の生徒たちがレシピ作りに携わり、

 

地元で採れたいちじくと鶏胸肉をふんだんに使った高タンパク質のカレー、

 

「アスメシカレー」を開発した。

 

試食したという加須市の大橋市長は、

 

「いちじくの甘みを感じた。肉もたくさん入っているので、

 

アスリート向けという狙いにあっていて、

 

商品として流通することに期待している」と話した。

 

アスメシカレーは7月20日から市内の道の駅などで販売、冬には大手スーパーでの販売を目指すとのこと。

 

価格は500円(税別)とお高め設定だ。

 

 

志木市周辺からは遠いので志望校にはめったにあがらない学校だ。

 

野球の強豪校。

 

校名の由来は、学校の住所が加須市花崎だからとのこと。

 

花咲という名前はどこか可憐で美しいイメージを与えてくれる。

 

韮塚一三郎氏の研究によると、端(はな)崎の意だという。

 

台地が低湿地に突き出すような地形をしていて、

 

そこから由来しているのだろう。

 

佐藤栄学園の多くは創立者佐藤栄太郎氏の名前の一文字「さかえ」を校名に入れている。

 

入っているのは、埼玉栄、栄東、栄北、北海道栄(現在は別法人)。

 

入っていないのは、平成国際大学、埼玉自動車大学校。

 

でも、この学校は「さかえ」だとよみづらいので「はる」と読むことにしたそうだ。

 

 

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