第二志望
第二志望といっても人それぞれだ。
第一志望とほぼ横一線に並ぶくらいの第二志望もあるだろう。
確固たる第一志望があるけれど
弱気の第二志望もあるだろう。
夏休みが終わり半月ちょっと経過した。
第1回進路希望調査の用紙も提出したようだ。
受験生たちは第一志望を見据えて
その合格に向かって
全力で取り組む時期だ。
現在の成績に一喜一憂している場合ではない。
当たり前の話だけれども
受験当日に
合格点が取れたら合格なのだ。
だから
その日まで
なんとしてもたどり着く気持ちが大切だ。
第二志望を考えておくことも必要だ。
けれども
ちょっとやそっとじゃ
第一志望は譲らないでほしい。
こんな話がある。
『徒然草』に2本の矢を手にして的に向かう弟子に
師が「二つの矢を持つ事なかれ」と諭す場面がある。
「後の矢をあてにして、初めの矢を射る時に油断が生ずる」
「この矢一本でかならず当てようと思え」と。
だめだったら“次がある”と思えば気は緩む。
一瞬一瞬が勝負。
常に“今ここで勝つ”と決め
自己最高の歴史に挑みたい。