手帳
私は自称「テチョラー」だ。
手帳をこよなく愛する。
最近この本を読んだ。

これを読んで
ますます手帳が好きになった。
師走を前に、いま書店や文具店には
明年のカレンダーや手帳や日記が並んでいる。
「私は日記を書くために生きている」と語ったのは
劇役者の古川ロッパだ。
10冊の日記帳と95冊の大学ノートに
膨大な量の日記を残した。
18歳から亡くなるまで日記を書き続けたトルストイも
「日記、それは――私だ」と語ったという。
日記と手帳は異なるけれど
私は手帳を日記のようだと考えている。
「日記への日本人の強い執着に
初めて気付いたのは
戦争中のことであった」
と書いたのは
日本文学の研究者ドナルド・キーンである。
太平洋戦争中
日本兵の日記を読み
翻訳する仕事に従事していた。
読み進むなかで
しばしば深く心動かされたとつづっている。
来年の手帳を購入した。
いろいろと試行錯誤の末にたどり着いた手帳だ。

この手帳といっしょに来年のことを考え始めよう。





