梨づくりと学力向上
厳しい寒さが続く日本海側の鳥取。
山の斜面の梨畑に
働く人たちの姿がある。
不要な枝を切る冬季の剪定作業こそ
秋の収穫量・品質を決める大切な作業である。
梨の収穫は8月下旬以降。
おいしい梨が食べられるのもそのころだ。
でも、収穫の半年以上前から
おいしい梨づくりは始まっているのだ。
当然だけれど
梨の木があるだけで
手入れや準備をしていなければ
収穫すらできないことだってあるのだ。
これは学習においても同じことが言える。
テストでいい点数を取りたい
そう思っていても
直前だけ勉強をしたところで
いい結果をとることはできないだろう。
よほど難易度の低いテストであれば取れるかもしれないけれど。
受験の合格ならばなおさらだ。
受験生になってから始めようなんて思っていても
合格するのは難しい。
自分の成績に合わせた志望校を選ぶのならば
合格はできるのだろうけれど
難度の高い憧れの学校に行くとなると
早い段階から準備しなければいけないのだ。
では
いつから始めればいいのか
そんな声が聞こえてきそうだ。
公立トップ校ならば
小学生のうちから始める人がいる。
公立トップ校のライバルは
中高一貫校だ。
優秀な児童を一貫校に取られたくはないのだ。
だから
小学生対象の説明会をする。
意識の高い小学生は
それに参加することで
志望校を定め
学習を始める。
梨づくり同様
早くからの準備
徹底した準備
これが大事なのだ。
では、出遅れてしまったと気づいた人は
どうすればいいのか。
今から猛スパートをすればいい。
それだけだ。