記憶
ユネスコが登録する「遺産」には「世界遺産」「無形文化遺産」「世界記憶遺産(世界の記憶)」の3種類がある。
このうち、文書や楽譜などの「世界記憶遺産(世界の記憶)」は500点弱点。
「ベートーベンの交響曲第九番直筆楽譜」「アンネの日記」「マグナカルタ」などが並ぶ。
このリストに初めて登録された日本の文献は、
九州の元炭鉱労働者で、炭鉱の仲間たちを描いた故・山本作兵衛さんの原画と日記だった。
山本さんは幼いころから炭鉱で働いた。
暴力を受け、奴隷のように働かされる職場。
ガス・炭塵爆発で死んでゆく仲間。
しかし、日本を支えているという誇り。
貧しいが助け合って生きる炭住(炭鉱住宅)の生活。
これらが生き生きと描かれる。
その庶民群像が、海外で高く評価された。
「フランスきっての日本通」といわれる社会学者、J・F・サブレ氏が、
長年日本で暮らした経験から、
下町で生きる労働者やその家族などの庶民を
「ぼくの英雄」と絶賛した。
そもそも、この事業の目的は、
・世界的に重要な記録遺産の保存を最も相応しい技術を用いて促進すること。
・重要な記録遺産になるべく多くの人がアクセスできるようにすること。
・加盟国における記録遺産の存在及び重要性への認識を高めること。
以上だ。
登録から11年が経過した。
他にも日本から登録されているものがある。
興味があれば上記リンク先から調べてもいいと思う。
話題は変わって、うんこドリルの話。
金融庁とうんこドリルがコラボして
小学生向けに「うんこお金ドリル」
新成人向けに「うんこクイズ」を作った。
申し込みが殺到したため
今はデータをホームページで公開している。
興味があればご覧あれ。