海外
5月30日からイギリスで新たなビザ制度が開始されるという。
これは、世界トップクラスの大学卒業者に対して、
2〜3年の居住許可が与えられるというもの。
高い潜在能力を活かし、自由に雇用主を変えたり、自身で事業を始めることも可能だという。
報道によれば、世界ランキングトップ50位以内の大学卒業者が対象になるようだ。
他国の大学卒業者に、ジョブオファーなしでビザが与えられるのは世界的に見ても異例であり、
海外移住者やそれを望む人の間で大きな話題になっているようだ。
この制度で、ビザが付与されるのは、
世界ランキングで50位以内の大学卒業者だ。
以下3つの世界の大学ランキングのうち、少なくとも2つで50位以内にランクインしている必要がある。学部は問わない。
- Times Higher Education World University Rankings
- Quacquarelli Symonds World University Rankings
- The Academic Ranking of World Universities
さらに、以下4つの条件が追加される。
- 申請から5年以内に大学を卒業していなければならない
- 世界ランキングは、卒業した年のものを参照する
- 英語を除く言語で学位を取得している場合は、認定された英語試験でB1レベルの合格が必要
- 1270ポンド(約21万円)の預金がある(海外から入国許可を申請する場合)
3のB1レベルは英検でいうと2級から準1級程度だ。
学士号、または修士号を取得した卒業生には2年間のビザが、
博士号、または博士レベルの資格を持つ卒業生には3年間のビザが付与される。
イギリス政府は昨年発表した「イノベーション戦略」のなかで、
「2035年までにイギリスをイノベーションのグローバルハブにすること」をビジョンとしている。
オランダにも似たようなビザ制度が存在している。
世界の大学ランキングで200位以内の大学卒業者に1年間の居住許可が与えられる。
参照しているランキングはイギリスとまったく同様で、
3つのうち2つで200位以内にランクインしている必要がある。
卒業・修了日、または博士号取得日のランキングを対象とする。
アメリカでは、他国に暮らしながらアメリカ企業に所属する「テレマイグランツ(デジタル移民)」の流れが加速しているという。
デジタル移民の流れはアメリカ以外でも見られる。
ただし、時差が大きすぎると円滑なコミュニケーションが困難になる。
日本とアメリカでは半日ほどの時差があり、
日本からのデジタル移民は現状難しいことが多いと思う。
世界は変化し続けている。
一生懸命勉強して
国内のいい大学に進学して・・・・・
様々な認識をアップデートする必要があると思う。