かけがえのないとき
宇宙では79個の星が爆発し、その生涯を終える。
世界で420万トンの雨が降る。
人間の体内では、小腸で170万個の細胞が生まれ変わっている。
チーターが28m草原を駆け抜ける。
米俵1,000俵に相当する58.4トンの穀物が生産される。
太陽系が銀河を220km進む。
これらは皆、たった「1秒間」の出来事だという。
たかが一瞬。されど一瞬。
「あっ」と叫んだ瞬間にも、
この世界は猛スピードで変化を続けている。
しかも、少しも歩みを止めずに。
こう考えると、かけがえのない「時」の重さが、
今さらながら身に迫ってくる。
この世で、じっとしているものは何もない。
あらゆるものは、
時々刻々と動いている。
まさに、生命は「変化」の連続であり、
生きるとは「動くこと」だ。
一日一日をかけがえのないものだと大事に思う生き方が大切だ。
出願直前の受験生であればそれが骨身に染みるのではないか。
未来は今にあり。
「百日に匹敵する一日」
「百年に匹敵する一年」を
二度と来ない「きょう」という日、
私たちは、無為の一瞬でない、
永遠性の価値を含む「宝の時」を刻みたい。
ガンバレ受験生!