自由の牢獄
ミヒヤエル・エンデの『自由の牢獄』にある話を紹介したい。
ある男が無数の扉の中から一つの扉を開く権利を与えられる。
それぞれの扉の向こうには、
幸福や希望、罠や不幸が待つ。
さて、どれを選ぶか。
選択の自由を持ちながら、
選ぶ理由が見つからず、
男はもがき苦しむ。
自由のようで自由でない現実だ。
人が自由に生きるという時、
それは自分の意思で人生を自在に選び取って進む姿を想像する。
だが冷静に見れば、一瞬先すら誰も分からない。
過去、現在、未来と連続する流れの中に人生がある。
今の自分は過去の生き方の結果。
未来は今を生きる振る舞いによって決まる。
だから瞬間瞬間を真剣に生きよう。
この視点に立てば生き方が変わる。
このことは2019年のブログでも書いていた。
ケ・セラ・セラ
「なるようになる」
先のことに不安を抱いて今日を生きるのではなく
肩の力を抜いて
今日をしっかりと生きる
先の不安に押しつぶされて
行動できなくなるのではなく
今をしっかりと生きて
生きていることを楽しもうよ
我ながらいいことを書いているなあ。
「どうすることだってできるさ。
どんな風にもできるんだよ。
だって未来はまだ決まっていないのだから。
そうすることもできるんだよ
どんな風にだってね」
さあ、今を生きよう。
先のことなど分からないからね。