私立高校入試
私立高校のインターネット出願は
4、5年前から始まった。
中学受験の方が少し早かった。
この期間に兄姉が受験をしていると
インターネット出願の経験があるのだが
そうでないと初めてのインターネット出願となる。
出願に不備は許されないから
「やり方が分からなければうちの塾でいっしょにやりますよ」
と声をかけている。
だから毎年何組かといっしょに塾で出願をしている。
インターネット出願では
受験票の写真もプリントされたものではなく
データ化されたものをPCでアップロードする。
写真撮影は
中学校にカメラマンがやってきてくれる中学校もあれば
そうでない中学校もある。
印刷された写真とデータCDのどちらかまたは両方を購入する。
今までは出願後に
受験票が返送されてきていたのだが、
インターネット出願では
受験票は返送されてくるのではなく
各自がプリントアウトする。
入力が終わったら
受験番号と顔写真入りの
受験当日に必要な受験票が出来上がっているのだ。
受験料の支払いも金融機関に行かなくても
コンビニ払いとかクレジットカード払いにできる。
受験者にとって便利になったと思う。
それ以上に高校側にとっても
事務作業が格段に簡単になったのではないだろうか。
さて、今日は都内県内私立高校入試の解禁日だ。
この解禁日はずっと1月22日で固定化されているのだが
県内の私立高校協会で毎年申し合わせがされているためだ。
埼玉の公立高校の入試日は
「入試日が早すぎると3学期の中学校生活が浮足立ってしまい困る」
という中学校からの要望により
2月下旬に1回のみ入試を実施するようになった。
公立がそうしたのだから、私立も後ろ倒しすればいいのにと思うのだが、
私立高校は後ろ倒しができない理由がある。
それは
東京の私立高校の解禁日は2月10日であり
それよりも前に実施していなければ
埼玉の私立は受験者の確保が難しいからだ。
だから
埼玉の私立高校入試解禁日は
後ろ倒しもできないし
これ以上前倒ししてフライングをして受験生を確保させないためにも
1月22日で固定化している。
だからよほどのことがない限り
来年も再来年も1月22日なのだ。
ふと時計を見てみると
うちの受験生たちは今ごろ、試験会場に到着したころだろう。
緊張しているかな。
なんとなく想像がつく。
何事もなく無事に試験を終了できるように
エールを送っている。