雪道を歩くように
北海道から日本海側まで大雪に見舞われている。
登校も大変そうだ。
さて、雪道を歩くにはコツがいる。
歩幅は小さく。かかとから着地せず、
足の裏全体に体重を掛ける。
両手を自由にして、
両手いっぱいの荷物等は避ける。
圧雪や薄い氷の膜によってできた凍結路面、
鉄板やタイルの上など、
滑りやすい場所に目を配る。
雪道での歩き方は、
さながら、難事に取り組むコツと同じではないかと
ある哲学者が述べていた。
小股でこつこつと、
上体を揺さぶらず、
脇目をふらず、
休まず歩く――
なるほど、地道に、謙虚に、たゆまずに、
困難を乗り越えゆく人の姿に似ている。
学習も全く同じだ。
人は、冬の厳しい時期を歩んでこそ鍛えられ、
ぬくもりのありがたさも知る。
「『春遠からじ』と自分自身を信じて進む。
一歩また一歩と。
険しいが、混じり気のない、
白銀一色の
ただ前を見つめて、
それを一途に歩みぬくような生き方でありたい。
さあ、頑張っていこう!