できる生徒の共通点と受験生へのエール

成績を大きく伸ばすことに成功した生徒たちをいろいろと知っている。

 

彼らに共通することはなんだろうかと考えてみた。

 

いくつかの共通点が思い浮かぶ。

 

第一は、負けず嫌いなこと。

 

問題を解いていて、「分かりません」という答えをいうことは

 

負けを認めることだ。

 

だから、粘りに粘る。

 

するとギリギリのタイミングでひらめきが降りてくるのだ。

 

その時に分泌されるドーパミンや満たされる承認欲求の心地よさが

 

粘り強さに磨きをかけていく。

 

一方で、「分かりません」と言い、

 

誰かが正答を言うまで、もがきもしないで

 

出てきた正答を無心で写すだけではつくべき力もつきはしない。

 

ノートを必死に写して、頑張っているふりをしている自分がいる。

 

それでは頭は良くならない。

 

あえて言おう。負けず嫌いは才能なのである。

 

 

 

第二は、

 

未来の希望についてのみ話すこと。

 

自分は今まで頑張ってきたし、これからも頑張っていくと思っている。

 

知ってか知らずか、プラスの感情でプラスのことしか考えていないから、成功するのだ。

 

ひたむきに、かつおおらかに。

 

彼らの頑張りは「持続可能」なのだ。

 

 

 

 

とはいえ、今の自分はそうでないという人もいるだろう。

 

ならば、今自分を変えてみればよい。

 

これがあなたの人生だ。

 

リハーサルではないのだから、

 

なりたい自分になるには

 

早い方がいいだろう。

 

 

 

 

入試直前の受験生、

 

「どうもがいてもだめなときがある。

 

手を合わせるしか方法がないときがある。

 

本当の目が開くのはそのときである」

 

詩人の相田みつをさんがそう言った。

 

私もその通りだと思う。

 

 

「人間追い詰められると力が出るものだ。

 

こんなにも俺の人生に妨害が多いのを見ると、

 

運命はよほど俺を大人物に仕立てようとしているに違いない」

 

ドイツの詩人、フリードリヒ・フォン・シラーが言った。

 

まさにそんな気分で今を最大限充実させていくことだ。

 

 

 

そして、受験が終わるまでなんてケチなことを言わないでほしい。

 

これを乗り越えたあとにはじまるもっと高い挑戦に期待をしてほしい。

 

人生100年時代。

 

持続可能な成長を遂げていく心意気が必要なのだから。

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