2つの道
ドラえもんのマンガ12巻の
「右か左か人生コース」で
ドラえもんが言ったことばは名言だと思っている。
今、あなたの目の前に2つの道がある。
左は、レッドカーペットがしかれた、楽しそうな道。
右は、イバラの道(トゲトゲがはえた道)。
あなたは当然、左のレッドカーペットの道を歩きたいと考えるだろう。
でも、次の情報を得たら、どうだろうか。
左の道は1キロ、レッドカーペットが続いた後で、
その後の99キロはイバラの道が続く。
もういっぽうの右の道は、最初の1キロはイバラの道だが、
その後の99キロは、楽しいレッドカーペットの道が続くと。
それならば、あなたは「やっぱり右の道にしようかな」
と考え直すのではないだろうか。
でも、現実には、みんな左の道を選んでしまうものなのだ。
最初が楽しそうな道を。
なぜだろうか。
それは、目の前に1キロもレッドカーペットがあったら、
その先は、見えない。
1キロから先は、イバラの道になっているなんて、
人間でなく神様とかの視点じゃないと見えない。
真上から、つまり俯瞰から見て初めて、
合理的な判断ができるというわけだ。
目で見えるものだけを信じるのではなく
想像力をはたらかせなければいけないということだ。
それでは、どうやったら俯瞰して見られるのだろうか?
実は、かんたんな方法があるのだ。
それは、“イケてる大人”に聞いてみること。
「今、どっちの道を歩んだら、1キロより後が、楽しい道なのか?」
だいたいは「今、周りのみんな(友達)がやっていること=左の道」が不正解なのだ。
それは「イケてない大人がやってきたこと」でもある。
怠け心が顔を出したときには
ドラえもんの言葉を思い出してほしい。
ずっと昔からイケてる大人は
苦労は買ってでもしなさいと言っているのだから。