目標
お湯はいきなり沸かない。
1度から90度くらいまでは、
見た目にそこまで違いがない。
でも、沸点になると分かる。
誰が見ても分る変化とか目標を達成するというのは、そういうものだと思っている。
忘れてはいけないのは、その1度から90度までの地道な努力の部分だ。
ある日いきなり偏差値が70を超えるのでも、
ある日いきなり学年トップを取るのも、
ある日いきなり成長する訳でもない。
人生に差があるとしたら、
目に見えない1度から90度の差なのだと思う。
目に見えないものや見えにくいものを目指すときの
標(しるべ)が目標だ。
目標というのは、自分との約束。
周りが掲げるものでも、人に言われてやるものでもない。
目標を何度も何度も達成していくと、
自分のことを信じることが出来るようになり、
自分のことが好きになっていく。
逆に、自分に弱く、
自分との約束を守れず、
目標が達成できず、
ついには目標を掲げることも辞めてしまうような人は、
自分を信じることが出来ず、
自分のことが嫌いになり、自信を無くしていく。
目標を達成できる人とできない人の違いは
自分に厳しくいられるかどうかだ。
実力が身についていないのに
机に向かえないような
弱い人間ではダメなのだ。
先日紹介した
「考えたら負け」の気持ちでいけばいい。
やる前にあれこれ考えずに
とにかくやり始める。
やり始めたらあれこれ考えずに
とにかくやり続ける。
続けていたら、少しずつ少しずつ、変化していく。
登山も、一歩一歩ではあまり景色が変わらないけど、
歩み続ければ山頂に辿り着き、絶景が待っている。
まだ観たことのない景色を見にいこう!