教え子
ひょんなことから
教え子がお母さんといっしょに
来塾してくれた。
とても頑張り屋だ。
高校時代には生徒会長を務め、
難関国立大学に現役進学!
実は、そのことはその高校のパンフレットを見て知っていた。
昨日は懐かしい話をしたり
高校時代のことなどをいろいろと話してくれた。
彼女が語った中で印象的だったことが2つあった。
ひとつは、
「この学校に入れてよかったという気持ちがなかったら
高校生活はうまくいかないだろう」と言っていたこと。
人に個性があるように
学校にも個性がある。
そして、人と人の相性があるように
人と学校の相性も当然ある。
事前にそれを確かめたうえで受験するということだ。
このことは学校選びでとても大切なことなのだ。
相性のいい学校に入れたという気持ちは
入学後の行動によい影響を与えるのだろう。
だからものすごく成長できたのだ。
彼女と話していて
あと一つ印象深かったことがある。
それは
「高校時代、私は人に恵まれました」ということばだ。
先生方や友人たちとの良い出会いがたくさんあったのだろう。
出会いは運が左右するものだ。
彼女がよい出会いができた高校だからという理由で
入学者がみんなよい出会いができるとは限らない。
また人に恵まれるというのは
運だけではない部分もあると思う。
彼女は感謝する気持ちを持っていることも重要なポイントだ。
感謝の気持ちを持っている人間には
味方になってくれる人がたくさんいる。
逆に、感謝の気持ちがなければ
味方になろうなんて気も起らないのが人情というものだ。
そのようになるべくして彼女は人に恵まれたのだと思う。
一番はお母さんだろう。
この母にしてこの娘あり。
娘思いの素晴らしいお母さんだ。
お母さんの支えがあってこそ今の彼女がいるといっていいかもしれない。
「今度は友達を連れてまた来ます」
と言って帰っていた後には
私たちの気分も明るくなっていた。
またいつでも顔を見せにいらっしゃい。