点をつなげる
「学び直そう」という人が増えている。
特に、大人が働きながら、さまざまな形で学ぶことを、
「リカレント教育」と呼ぶ。
これは1969年、スウェーデンの文部大臣が提唱した生涯教育構想。
半世紀前のことがようやく日本でも広がりを見せてきている。
「学び→働き→学び→働き」というリカレント(=反復、循環)で、
自分を磨き、時代の変化に即応する。
人材総合サービスを提供する企業の調査では、
「リカレント教育を受けたい」と回答した人が90%に。
そのうち67%が「今後の人生を有意義にするため」と答えた。
学生時代は受け身になりがちな学びも
年を重ねていくうちに
内なる願望が芽生え
自らが積極的に学ぶ姿勢へと変わることも多い。
それこそが血の通った学びである。
合格や入学はただの点に過ぎない。
次の点をどこに見出しつなげていくのか
点だけを見て
勝ち組だ
親ガチャ
などと言っても意味がない。
人生100年時代。
自分自身をどう磨き、鍛え続けるか。
それが大切だ。