反省

一昨日の北辰テストのことで何人かから相談を受けました。

 

ある生徒はこう言っていました。

 

「家で自己採点していると、すぐに分かる問題が

 

試験会場では答えが浮かんできませんでした」と。

 

何が原因だったのでしょうか。

 

家庭学習のときにはできている問題は

 

試験会場でも同じように解けると思っている人もいるかもしれませんが、

 

実際はそうではありません。

 

だから本番の北辰テストも、

 

家でやっている北辰のかこもんと同じような結果にならないことも多いです。

 

問題の相性もありますが、

 

実は試験本番において重要なことがあります。

 

それが環境に対応すると言うことです。

 

北辰テストの試験時間割は以下の通りです。

国語(50分)  9:00~ 9:50
数学(50分) 10:00~10:50
社会(40分) 11:00~11:40
理科(40分) 11:50~12:30
英語(50分) 12:40~13:30

 

 

埼玉県の公立高校入試の本番の時間割は以下の通りです。

国 語 9:25 ~ 10:15
数 学 10:35 ~ 11:25
社 会 11:45 ~ 12:35
昼 食
理 科 13:30~14:20
英 語 14:40~15:30

 

休み時間が長いこと、途中で昼食をとることなど

 

北辰テストよりもさらに長時間の戦いとなります。

 

いつも寝坊している人は国語が始まってもまだ本調子ではできませんね。

 

いつも朝食を欠食している人が試験の日だけ朝食を食べてたとしても、

 

不慣れな胃への刺激で体調不良を起こしかねない場合があります。

 

このように、試験の時だけ非日常的なことをやってしまうと、

 

調子が狂いかねないのです。

 

試験と言うのはあくまで日常の延長であって、

 

習慣が悪いとそこもはかられてしまうものであります。

 

つまり、自分のフルパワーを出せる習慣を早くから作る必要があるのです。

 

調子がよくなる生活習慣と言うのは人それぞれ違うものです。

 

早く自分流の習慣をつかめるかが、入試で成功するかしないかのカギにもなります。

 

 

 

テストの時はこのようなコンディションの調整の他にも集中力が必要になります。

 

集中力は状況によってあるなし変わってきますが、

 

基本となる集中力はがんばって成長させた集中力です。

 

集中力がないと後半になって失速してしまい、

 

解けなくなったり間違いが増えてしまう原因にもなります。

 

その生徒は「試験監督から残り時間を言われるときに

 

鼓動が早くなり、頭がパニック状態になる」と言っていました。

 

まだたくさん問題が残っているのに、と思うらしいです。

 

私は、「家でやるときは試験時間マイナス10分でやってごらん」

 

と提案しました。

 

スポーツでも勉強でもそうだと思いますが

 

普段のトレーニングが本番よりも厳しい条件ならば

 

リラックスして本番に臨むことができます。

 

もう一つアドバイスしました。

 

それは

 

「休日は北辰テストや公立高校の入試の時間割通りに

 

過去問演習をしてごらん」というもの。

 

本番を想定したトレーニングから得られるものは

 

実際に本番で活きてきます。

 

家では緊張感を何時間も保ちながら

 

過去問を解くようなトレーニングをしていなかったようです。

 

ただし、ただのトレーニングと思わずに

 

本番だと思って、真剣に取り組まなければあまり意味がないけれど。

 

次回の北辰テストに向けて

 

勉強だけでなく自分日常生活にも目を向けたり

 

テスト当日を意識したトレーニングを実行して

 

少しずつ改善していきましょう。

 

結果は後からついてきます。

 

そんなアドバイスをしました。

 

10人いれば10通りの悩みや壁があるものです。

 

年度のちょうど半ばです。

 

今が踏ん張りどころです。

 

乗り越えていきましょう。

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