イメージ
学校選びにおいては
入学前のイメージと入学後のイメージが違うことは
よくあることだ。
これは学校選びに限らず、いろいろな事にあてはまるだろう。
イメージというものは変化していくものだ。
多くの人が同じイメージを共有することで
学校全体のイメージが変化していく。
スポーツ校から進学校に変わっていった学校は
多くの入学者が、スポーツではなく進学のイメージをもって入学し
学校もそのイメージに合う学校生活や環境を提供した結果だ。
大学に何を求めるのかは人によって異なる。
「明るく自由な雰囲気」は多くの受験生が重視する項目だ。
この10年で変化があったと週刊誌にあったので紹介したい。
この10年間で青山学院大学のイメージが上がっている。
理由は大きく3つ。
①相模原キャンパスから文系学部の青山キャンパスへの移転。
青山というおしゃれなイメージの街で学べるのは若者にはとても魅力的なのだ。
②15年の箱根駅伝で初優勝し、4年連続優勝を果たしたこと。
原晋監督が伸ばしたという優勝までの教育的な話は全国に好印象を与えた。
③青山学院大の公式YouTubeチャンネル。
17年から始まった「青学TV」は「大学からの自由な知の発信」を掲げている。
大学広報だけでなく、実際の学生スタッフとともに運営されている。
これも明るく自由な雰囲気を伝える一助となっている。
このような「明るく自由な雰囲気」を早稲田大学に感じる人が多かった。
しかし、政治経済学部の入試での数学の必須化など、
近年の早稲田は楽しく遊び学ぶというよりも、
教育を重点化するほうにシフトしている。
グローバルな大学を目指していくということだろう。
大学に限らず
進路選びにイメージは大きな影響を与えるものだ。
多くの人たちの考えを参考にするのもいいのだが、
自分自身は進学先に何を求めるのか
そして、叡智を磨くのは何のためなのか
それを自分の中心において考えてみたらいいと思う。
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