歴史年表
中学生の社会で気になった。
歴史は時間の流れだから
人物、出来事、文化など
何が先で何が後なのかを理解していなければいけない。
しかし、定期テストのときだけ部分的に必死に詰め込んで、
まともに体系立てて復習をしてこなかった人は
知識が断片的になっていて
流れがしっかりと理解できていないのだ。
東京書籍の歴史の教科書には
とても役に立つ年表がついているのだが
それは旧石器時代から始まる。
年表をみないで
旧石器時代から順番に時代を言ってもらうと
途中でとまってしまったり、
順番を間違えたりする。
今は全員旧石器時代から令和まで言えるようになっているのだが
最初はできない人もいた。
その年表を見てふと気づいた。
年表中の一番新しい出来事がなんと・・・・・・・
2021年 東京オリンピック・パラリンピック(予定)とある!
もう書かれているのか!!
ちなみに、その前に書かれている出来事は2016年。
何だかお分かりだろうか?
答えは・・・・・
「2016年 選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられる」だ。
さて、時代区分が明治以降は元号になっているのはなぜだろう。
最初の元号「大化」(645年)から令和は248番目にあたる。
鎌倉時代は改元が多かった。
改元の理由は、天皇の即位などによるものだけではない。
それ以外は、天変地異や疫病、飢饉など、
自然災害や社会的な異変を理由としたものだった。
当時は“元号を変えることで穢れが払われ、
災難がやむ”と考えられていたという。
だが願いは空しく、平均して約2年半に1回のペースで改元が行われた。
その数だけ、新しい時代への人々の期待があっただろう。
令和は始まって間もないけれど、
その考えならば、コロナ禍などがあるから改元するだろうな。
いずれにしても、元号で日本の歴史を授業するとなると
248個も順番通りに覚えなければいけない。
これは大変だ。
というよりも覚えるのがとても大変だ。
なるほど、そういうことだろう。
だから明治期の歴史学者は時代区分をこのように分けたのだな。
さあ、予習をしよう。