引退
まだ部活を引退できない受験生がいる。
中学生ならよほど勝ち進んでいるか、もしくは大会がまだ実施されていない一部の部活。
高校生ならば、サッカーとかラグビーとかもまだかな。
辻本塾にも1名。
まだ引退できない受験生は焦っていると思う。
逆に、焦っていなかったらまずいと思う。
毎年思うんだけど、その子たちの「出遅れ感」は大いに感じる。
授業で教えていると分かる。引退していないこの時期は明らかにまだトレーニング不足。
でもね、これもいつも思うんだけど、
それをほぼ全員が克服する。
克服するだけじゃなくて、おつりが出るくらいやっちゃう子が多い。その原動力は「危機感」だ。
塾の先生なら持っているかもしれない資料がある。(興味があれば聞いてみてください)「埼玉県公立高校入試開示データー」ってやつ。
今はこんなのがあるから、大手塾でなくても大きなデーターを手に入れることができる。
現在、塾の進路指導力の差って、こんなビッグデータの活用力の差にある。つまり根拠を示して伝えなければ駄目な進路指導。
未だに、自分の経験だけで進路指導しているような塾の先生はすこしまずいかもしれない。
話を戻して、それの一番古いのが2016年度版かな。赤色の本。今年のは緑色。
その中学力検査の5科合計点で全県2位(浦和高校2位)の子は、所属する部活が県大会出場。夏休みまで引退は伸びた。
翌年の2017年度版、紫色のやつ。全県1位(浦和一女1位)の子は吹奏楽部で8月まで部活だった。この子はもう大学受験生だけど、今でも1位か2位だってこの前言っていたなあ。よく頑張っているね。そして、同年の大宮高校1位、2位の子たちも同じく吹奏楽部だった。
ね、何とかなるでしょ。
部活をまだやっている受験生へ、
先輩たちも、不安を抱え、それをばねに成長できたんだ。
やればできるよ。かならずできるよ。ぜったいできるよ。楽じゃないけど。