小さな積み重ね
野球の大谷翔平選手が、特大の138mホームランを打った後に、バント安打、
敵将も脱帽、「すごい才能を見せつけられた」とのコメントをしたそうだ。
この大谷選手の大活躍が、子どもたちの励みになってくれると信じている。
子どもたちには夢を抱き、その夢に向かって進んでもらいたい。
日米通算4257安打への道のりを、
「小さいことを重ねることが、とんでもない所に行くただ一つの道」
とあらわしたイチローさんのことばは、未来への夢を描く中高生の心を動かした。
これは、「何かを学ぶ、何かを成し遂げることに近道はない。
自分ができるスピードで、着実に一歩一歩進むこと」と同じ意味だと思う。
小説家、城山三郎氏はこう語った。
「人生は挑まなければ、応えてくれない。
うつろに叩けば、うつろにしか応えない。」と。
挑まなければ限界にも突き当らない。
おのれの限界に歯ぎしりすることもない。
悔しい思いでそこを乗り越えると、
きっとこれまでより見晴らしのよい場所にたてる。
その時、苦労してたどった上り坂が平坦に見えてくる。
それぞれ目標に向けて、
一歩一歩進み、
次の見晴らしのよい場所に立ってほしい。