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朝ドラ「あまちゃん」、なつかしい。
2013年放送ですから、6年前!
あのとき私は生まれてはじめて朝ドラを全回すべて見た。
毎日の放送時間が待ち遠しかった。
最終回のあとにおそってきた「あまロス」。
ぽっかりと穴が開いたような気持ち。
放送中は毎日楽しみにしていたけれども、
もうテレビをつけてもあまちゃんはやっていない・・・・・
立ち直るまでしばらくかかった。
「〇〇ロス」って言葉がそのあとから結構出てきた。
受験が終わったら「受験ロス」っていうのもあるかもしれない。
受験生は受験が終わったとき、どんな気持ちになると思う?
ちょっと想像力を働かせて考えてほしい。
本来は受検が終わった後に書く「受験体験談」を、受験よりもだいぶ前にリアルに書かせる宿題を出すことが好きだ。
しっかりとイメージさせたいから。
試験当日の自分の気持ちや、入試問題、手応えなどなどを書いてもらう。
逆算して、今の自分に結び付けてあげたいと思っている。
効果的なメンタルトレーニング方法だと思っている。
結構リアルに書く子は書くよ。
こんな感じで。
「あった!掲示板に自分の受験番号〇〇〇番を見つけた私は・・・・・・涙が頬を伝った。・・・・・・」なんてね。
例えば、掲示板に自分の番号がなかったときのことをリアルに想像してみる。
ぜったいにそうなりたくない!
じゃあ、がんばってみる。
そんな気持ちを味わってみればいい。
さて、入試が終わってから、燃え尽きたようになってしまう人や、伸び切ったゴムのようになってしまう人がいるという。
やらされていたんだろうね。かわいそうに。
そんな人は高校入学後、そこそこの成績しか取れないと思う。
一方、合格発表のあとも、嬉々として学び続けていく人がいる。
もちろん遊んだりもするけれども、次の目標に切り替えて、というかもともと高校入試は通過点だと考えてきている人たちだから。
ランナーズハイっていうのかな、楽しいからやる、そこまでいくと。もうとまらない。とめられない。
入学までの短い期間に、しっかり学習をやっている人とやっていない人では、結構差がつく。
そもそもやっている人はスタートダッシュできるし、差は入学後に加速度をつけて広がっていく。
受験がゴールではない。
受験生は受験までのことも、受験が終わった後のこともリアルに想像してみるといい。
浦和高校の入学者なんて、高校合格時はみんながみんな3年後には旧帝大とか現役で受かるって思っているんじゃないかな。
悪くても早慶現役でとか思っていると思う。
自惚れているとも思わないし、相応の鍛え方をすれば浦高の合格者ならみんな難関大に合格できると思うけど、実際は全然そうじゃない。
本当にもったいないと思うけど、仕方がない、これも実力のうち。
ウサギとカメの話のようなものかな。
「こんなところで寝るなよウサギ君」って感じなのかな。
コースの全体像すら見えていないんだろうね、ウサギ君には。
浦和ほど高くない高校で、隣接する東京と群馬の高校と埼玉の高校を比べてみる。
同じ偏差値の高校がいい。
60とか65くらいの偏差値とか。
大学合格実績を比べてみると、驚くだろう。
埼玉の高校の実績が概ね低いことに気が付く。
なぜだろう?
地盤沈下している?
連続性が途絶えるから?
みんなウサギ君なのか?
そんなんだから、受験までの我慢だよなんてとても言えないし言うつもりもないし。
私は受験までの伴走者かな。
いっしょに走りながら、コースやペースや走り方とか様々なことをアドバイスする。
しっかりついてきてほしい。
長い人生のほんの一部分を伴走するだけ。
受験はゴールじゃないよ、通過点だよ。
止まらないんだよ、人生は。
受験という通過点を過ぎたら、次の目的地をまっすぐに見据えて進んでいけばいい。
進み方はもう覚えている、大丈夫。
振り返れば、応援団長の私もいるから、大丈夫。