第2回進路希望調査結果より

12/15時点の中学3年生の進路希望調査の結果が出た。

 

毎年行っている調査だが、

 

1回目が10月1日付け、2回目が12月15日付けで集計される。

 

1回目のものは、三者面談前の数字で流動的でもある。

 

2回目のものは例年であれば、この数字は出願数に近くなるのだが、

 

今年はコロナ禍の影響で、

 

1月に説明会を実施する公立高校も例年になく多いため

 

どうなるかはふたを開けてみなければ分からない状況だ。

 

今回の結果をざっくり言うと、

 

①公立志望者が減少した

 

公立高校志望者は全県平均で中学校卒業予定者数の65.4%だ。

 

さらに志木市は突出して低かった。56.4%だ。

 

公立高校志望者が一番高かったのは皆野町の87.5%だ。

 

②県内私立志望者が増えた。

 

私立学校の父母負担軽減事業の影響もあると思うが

 

今年はコロナ禍の中での志望校選びだったことも影響していると思う。

 

私立の方が受験生に上手にアピールをすることができたということだろう。

 

③通信制高校志望者が増えている

 

県内の学校志望者も増えているが、県外の学校志望者も増えている。

 

今年度はオンライン授業などを実際に受けた生徒も多かったことも

 

今後の増加に影響していくかもしれない。

 

新しい選択肢として着実に増えている気がする。

 

④都内私立志望者は少し減った。

 

 

⑤国立志望者は横ばい。

 

 

 

 

 

公立高校の普通科の上位20校は以下の通りだ。

 

1.川越市立川越 2.90倍 

2.川口市立 2.42倍

3.さいたま市立浦和 2.29倍

安定の人気「市立3校」がトップ3を占めた。

3校とも2倍越え!

川口市立は開校以来大人気だ。

4.川越南 1.99倍

カワナン人気復活。

5.浦和西 1.78倍

6.大宮 1.76倍

7.越ケ谷 1.72倍

8.南稜 1.71倍

9.さいたま市立大宮北 1.70倍

10.越谷南 1.69倍

11.上尾 1.68倍

12.蕨 1.63倍

13.所沢北 1.59倍

トコキタも人気復活。

14.鳩ケ谷 1.59倍

15.熊谷西 1.55倍

16.越谷北 1.46倍

17.川口市立(スポーツ科学) 1.44倍

18.浦和第一女子 1.41倍

19.川越 1.40倍

20.上尾鷹の台 1.38倍

 

 

ここからは倍率割れ校。出願前に増えるとは思うのだが・・・

 

川口北の倍率割れは初めてみた。

 

川口市立人気の影響はここまですごいのか?

 

熊谷女子  0.99倍 

熊谷 0.93倍 
 
松山女子 0.92倍

川口北 0.89倍

松山 0.88倍 

 

 

倍率割れではないけれど

 

倍率低下で気になったうちの塾の付近の学校。

( )内は昨年比。

浦和 1.3倍(-0.24)

どうしたのだろうか?

和光国際 1.29倍(-0.36)

坂戸 1.16倍(-0.31)

これらは隔年現象を考えると、来年の戻しも予想できる。

 

 

専門学科で気になったのは・・・・・

川越工業 デザイン 1.80倍 
川越工業 建築 1.38倍 
川越工業 機械 1.27倍 
川越工業 電気 1.33倍 
川越工業 化学 0.62倍

募集に苦戦している学校が多い職業系専門学科の中で

2年連続人気を集めているのが川越工業高校だ。

特にデザインは大人気と言ってもいいだろう。

 

 

大宮 理数 2.18倍

進学系専門学科の中で唯一の2倍越え。さすが。

 

 

 

 

県内私立高校のうち

昨年よりも志願者が増えた学校トップ10。

叡明   371人(246)+125

細田学園 296人(183)+113

浦和学院 456人(372)+84

埼玉栄  639人(561)+78

川越東  272人(198)+74

正智深谷 294(220)+74

星野   599人(533)+66

花咲徳栄 373人(329)+44

本庄第一 224人(182)+42

山村学園 221人(181)+40

 

最後に、

公立高校は2月19日の志願先変更期間終了後に最終倍率が確定する。

これは公立高校の最終倍率ではないことに注意してほしい。

 

 

 

 

 

 

話は変わって、面白い写真の紹介。

 

自然が創造した風景。

 

画像に含まれている可能性があるもの:海、空、屋外、自然

 

 

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