教科書に始まり教科書に終わる
どんな試験であれ、作問者が意図をもって作りあげる。
過去問は作問者(学校)からのメッセージとも言われる所以だ。
今回は中3受験生の8割以上が該当する話、つまり公立高校入試の話を少し。
まず最初に「北辰テスト」と「公立高校入試問題」はどうやって作るのか?という話を。
公立高校の入試問題は中学・高校の先生や有識者が集まり、長時間かけて作りあげる。
北辰テストは、公立高校の入試問題ほど時間や手間をかけない。というより、かけられない。年間8回もあるから。
北辰図書では以前、就職情報サイトに、北辰テストをどうやって作っているかを仕事内容紹介としてHPにのせて紹介していた。そこには二人で一教科作っているとあった。図書館で調べたりするともあった。あとは作り方とか書いてあった。作問者の顔画像付きで。英語は若い感じの男性とベテランの女性だった。
入試問題と北辰テストに共通しているのは、どちらも「全ての採用教科書を隅から隅まで熟読したうえで作問している」ということ。
だから、知識問題は教科書にない問題はない。全部教科書のどこかに答えは書いてある。
ときどき、注の部分やコラムの部分で小さく書かれているものが出てくると、それは正答率が低い問題になる。
いずれにしても、教科書以上でなく教科書以下でもないということ!(一部例外もあるがそれは明日のお楽しみ)
応用問題だって教科書を理解できていると解けるように作られている。
あの数学だってそう。
キャッチーな名前の参考書や問題集も出始める。でも、教科書が基本は変わらない。買うなとは言えないが、お金がもったいない。
北辰対策しなきゃいけないのに、発展問題を含む夏期講習テキストを中途半端にやってきた人いませんか?
その問題って教科書に出てるの?って問題を多数やってきた人の中で、中途半端な理解の人は、9月の北辰が前回より下がる可能性大。
知識の引き出しの数が増えたけど、どの引き出しを使うかわからないと、見当違いの答えを書きかねないから。
消化不良は危険。
自覚症状があれば、アタマを北辰テストに合わせてチューニングする必要があるかも。それには教科書が一番!
教科書を開こう!リビングでも、トイレでも、お風呂でも!
あの図は教科書のここらへんにあったな、なんてイメージできるくらいに読み込むのがいい。
音読や写経もいい。
今日の格言「北辰対策と公立高校入試は教科書に始まり教科書に終わる」