変革
こう苦しいほどなら、
世の中も、いっそ大きく変ってしまえ。
今のかたちでなく変るなら、
どう変ろうと、変った方がいい。
吉川英治著『新・平家物語』の一節である。
“おごる平家”に不満を募らせた大衆は、
贋銭の流通や天候不順による不況も、
原因不明のはやり病も、
すべて平家のせいにして、
「もう、どうでもいい」
と投げやりな態度になっていた、と文豪は描く。
源氏と平氏という2大勢力による権力争いの結果、
国の権力者は交代した。
しかし、その結果は、どうであったか。
その後も戦乱が打ち続き、
民衆は置き去りにされたままだった。
「国」は為政者のものではなく、
そこで暮らす人たちのものである。
国の「かたち」を変えるだけでは抜本的な解決にならない。
根本は、全ての民衆の覚醒であり、
社会変革でなければ、
真の安穏は実現しない。
いつの時代も同じであることに気づかされる。
我々民衆一人ひとりが、
学んで賢くならなければいけない理由がある。
そして、これは「国」についてだけでなく、
「個人」についても同様だ。
現状の苦しさから逃れることだけを
考えているのならば、
状況が良くなることはないだろう。
さて、話は変わって面白い動画の紹介。
ゾウとサッカーができる?
象が頭良いって本当なんだね pic.twitter.com/Rh4yuR4daP
— TWEETシネマズ (@Kobushi_meme) November 27, 2020