決めつけない
『論語』の中で、弟子の冉求が師匠の孔子に、
自らの弱音を吐露する。
「先生の教えを喜んでいないのではなく、私の力が足りないのです」と。
孔子は「力が足りない者というのは、
中途でやめてしまうものだ。
今、あなたは力が足りないのではなく、
自ら力を限定してしまっているにすぎない」と励ました。
「自分にはできない」
そう決めて、自身の弱さを肯定することは、往々にしてあることだ。
やろうとしない自分への弁解。
反対に、悩み苦しんで、努力を惜しまない。
この“たゆみない実践”の先に、自分の眠っている本当の力も出てくる。
そのために、必要になってくるのは温かい激励だろう。
生徒一人ひとりにドラマがある。
課題や目標も一人ひとり違っている。
共通しているのは、
どのような試練があっても、
必ず勝ち越えていくことができる、
その信念をお互いがもつこと。
やればできる、かならずできる、ぜったいできる!
さて、話は変わって来年の高校入試予想。
「高校受験はここ数年、公立より私立を受験する生徒の増加が目立ったが、
来年は一転、コロナ不況により公立高校の志望者が再び伸びると予想されている。」
お隣の東京都のニュースだが、埼玉県はどうなるのだろうか。