ゆず
桃栗三年 柿八年 柚の大馬鹿十八年
これは、小説『二十四の瞳』の作者である壺井栄氏が生前、
好んで色紙に書いた言葉である。
モモ、クリ、カキに比べ、ユズは成長が遅いため、
時に周囲から見下される、という意味。
だが長い歳月をかけて実をつける姿は、
下積み時代に耐える人の愚直さを思わせる。
そこに氏は、いとおしさを覚えたのだという。
努力は、すぐに結果に表れないこともある。
だが、歩みさえ止めなければ、実を結ぶ時が来る。
若き日に、「これだけ頑張った」といえる“財産”を持てた人は強い。
苦難に打ち勝つ勇気になるからだ。
この“努力の醍醐味”を、味合わなければ人生損をすることになる。
さあ、鍛えの夏本番が近づいてきた。
早熟タイプでも大器晩成タイプでも、
人生は年を重ねるごとに成長できる方がいい。
モモの子も、クリの子も、カキの子も、ユズの子も、
さあ、はじめよう。
さて、話は変わって、塾生の話。
志木市・富士見市内の中学校は今週が定期テスト。
土日も含めて毎日のようにテスト勉強しに来ている生徒多数。
そんな中、本日は小学低学年の子が自習に来てくれた。
中学生たちといっしょの空間で一生懸命やっていた。
1時間くらい集中してやっていた。
よくできました。
画像は別の小学生が休み時間に描いた絵。
流行りのゲームのキャラとのこと。