高望み
例年4月に実施される北辰テスト第1回の意義は何だと思いますか。
「受験生として自覚してもらうこと」
「得意教科と苦手教科を知ること」
「範囲の広いテストでの対応力を知ること」・・・・・
などなどたくさんあります。
私が考える第1回北辰テストの意義は
「現状を知り、高望みをする」ことだと思います。
例えば、第1回の結果が偏差値50だったとします。
そうすると、
偏差値50で合格できそうな志望校を探すのではなく、
これからの成長する偏差値として5~15くらい上乗せして、
偏差値55~65くらいの学校を探すようにすればいいのです。
入試まで1年弱残している中3の4月であれば、
これぐらい「高望み」してもいいのではないでしょうか。
目標は高いほうがいいです。
ただし、今の実力と目標とのギャップが大きければ大きいほど、
人一倍の努力を必要とするのは当然であり、
覚悟をするべきなのであります。
だから、4月の北辰テストの結果をみて、
全員が「高望み」をし、覚悟を決めて受験勉強に入っていくのです。
今年はいまだに北辰テストが実施されていません。
先輩たちが経験してきた「高望み」の儀式を経験していないのです。
ただし、悲観することはありません。
「北辰のかこもん」を購入して、試験時間通りに、
解いてみてください。
そして、「偏差値換算表」で偏差値を出してみましょう。
でてきた偏差値に10~15をプラスして「高望み」をしてみてください。
どんな試験であれ過去問は最重要アイテムですが、
今年は「北辰のかこもん」が例年と比べて、
非常に高い価値を持つ年になります。
解きまくってみましょう。
がんばりぬく「覚悟」と「自分を信じる心」さえあれば、
今は夢のような志望校も、現実に変えることができます。
「不可能」と思う弱い気持ちから
「可能」と思う強い心に変えていきましょう!
さて、話は変わって、うちの生徒の話です。
中2の生徒です。
当塾ではICT教材を導入しており、
在宅期間では全員に活用してもらいました。
授業動画視聴や問題演習が、タブレットやスマホ、PC1つあればすべて
できます。
進捗具合や正答状況は私が日々管理しています。
そして激励やアドバイスのメッセージを送ります。
その生徒は、毎日の決められた学習以外にも、
1年生の範囲の復習もしっかりとこなしておりました。
恐らく在宅期間の学習量は学年でもっとも多かったと思います。
通塾再開後も、何だか逞しく見えてくるのは気のせいではないでしょう。
1か月後の定期テストの結果が今から楽しみです。