ゆけばわかるさ
船は港にいる時、最も安全であるが
それは船が造られた目的ではない。
これは、
私の好きな
ブラジル人作家パウロ・コエーリョの言葉です。
たしかに、船は港を出航しない限り安全です。
港の中では沈没の危険はありません。
しかし
一旦外海に出れば、
荒れ狂う嵐の時もあれば
流氷の海もあれば、酷暑の凪もあるでしょう。
しかし、船は強風や嵐も
耐えられるように作られているのであって
港に舫(もや)うためにあるのではありません。
『この道を行けば
どうなるものか危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば その一足が道となり
その一足が道となる
迷わずにゆけよ ゆけばわかるさ』
この詩は、清沢哲夫の詩集「道」の中にある詩で、
アントニオ猪木氏の引退時にも紹介されたものです。
聞いたことがある人もいるでしょう。
アントニオ猪木氏はこう語っています。
「人は歩みを止めた時に
そして挑戦をあきらめた時に年老いていくのだと思います」
年齢は関係ない、
小中学生だって挑戦をあきらめたら
老いていくのみということですね。
チャンスが来ているのに踏み出せない。
踏み出せば幸運に巡り会えるのに足が動かない。
どんなに怖くても
一歩を踏み出さない限り
前には進みません。
一歩一歩の足跡が
経験という道となります。
一直線に行く最短距離の道だけが道ではありません。
失敗を重ねながらの曲がりくねった道も、自分の道。
一歩でも、前に進むこと
行けば、そこに新しい世界が待っています
「ゆけばわかるさ」