まだ残り1ヵ月ある
もう1月ほどで令和初の新年を迎えることになります。
目標を立て、「来年こそは!」 と挑む人も多いと思います。
それはとてもよいことです。
でも、今年はまだあと1ヵ月あります。
まだ終わっていないのです。
だから、今から目標を定めて
すぐ実行してみてください。
『三日』坊主も、 『十回』やれば、
『一カ月』やったことになります。
一日でも二日でも、やった分だけ、
自分が得をします。
何度も決意を新たにし、
前に進むことが大切です。
人間が成長し、勝利していくためには、
目標を掲げることが不可欠です。
こういう時期には
私も指導の原点を確認します。
それは、通ってくれている生徒一人ひとりが
将来の日本を支えていく
限りない可能性を秘めた原石だということです。
少年少女期にはがむしゃらに勉強し、
考え、間違っていてもいいから
一生懸命考えぬいて
自分なりの答えを出す訓練をすることが大切です。
もちろんこの時期はスポーツで体を鍛えることも大切です。
中学生ならば部活動などを通して
心身を鍛えていくのがいいでしょう。
勉強のみにどっぷり浸かることはあまりよくありません。
しかし、あえて言わせてください。
「これからの世の中、
小中学生時代に勉強をすることは、
スポーツをする以上に大切だ。」と。
勉強を通して頭脳のトレーニングをすることが
将来きっと役に立つからです。
ただし、将来的に考えた場合、
単に数学の問題が解けるだけでは
あまり意味がありません。
しかし、 数学の問題を通して鍛えた頭脳が
基礎となって「生き抜くチカラ」の源となるのです。
もちろん頭脳のトレーニングは勉強でなくてもいいでしょう。
自分の興味あることを徹底的に調べたり、
囲碁・将棋、コンピューターなどであってもいいと思います。
子どもたちが大きくなったとき、
一番大切なのは問題を解決する能力だと思います。
そして、何度も大きな難局を迎えることになるでしょう。
そのときに必要なのは、数学を解く能力でなく、
人生の問題を解く能力です。
その能力を養う最も簡単で
最も効果的な方法は勉強することを通した
頭脳のトレーニングです。
小中学校では勉強しなければいけないですし、
受験学年になると受験もあります。
小中学生が勉強することはまさに一石二鳥と言えます。
子どもたちに猛勉強をさせるのは
かわいそうだとよく言われます。
中には勉強することで
性格が悪く育つと言う人もいます。
一方、スポーツでは、
甲子園を目指し猛練習をする球児たちには
温かい声援を送ったりもします。
どちらも、徹してがんばりぬく経験が、
結果はどうあれ、
将来のかけがえのない財産になると思います。
見方・考え方次第で勉強することは薬にも毒にもなりえます。
ひたむきに、おおらかに、
とことん勉強するならば、
勉強を通して多くの良い経験が得られるでしょう。
かつて、「なぜ登山をするのか。」と言う問いに、
「そこに山があるからだ。」
と答えた冒険家がいました。
「なぜ勉強をするのか。」という問いには、
「ここに勉強があるからだ。」と答えたいと思います。
ここにある勉強するべき内容に本気で向かい合い、
乗り越えてから見えてくる景色を
まっすぐに眺めてもらいたいです。
ナンバーワンよりオンリーワンと
歌にもありましたが、
その通りだと思います。
いい順位を取ることを目標にしないでください。
昨日の自分に負けない気持ちで生きていれば、
常に人生のピークです。
結果は後からついてきます。
いい学校に入学できても、
「受験のときはがんばったなあ。(今はだめだけど)」
なんて言っている人に道は開けてきません。
あきらめ癖も、秘めたる才能を開花させません。
がんばる人は偉い人、
がんばり抜いた人は幸せな人で す。
勉強を通してそんなメッセージを伝えていけたら幸いです。
私自身も昨日の自分に負けないように、
パワーアップしていきます。
どうぞよろしくお願いします。