英検に思う②
英検は6割程度で合格することができる。
リスニングがよかったら
語彙力や文法力がその級のレベルでないことが明らかであっても
合格することがある。
スコアが示されたって、気にしない人も多い。
受験と同じように
合格か不合格が大事だと考えている人も多いのだ。
だから
小学生ですら
3級とか準2級、2級などの合格を
誇らしげにしていることがあるのだ。
ライティングがあるとはいえ
4択マジックとも言える合格者は少なくないはずだ。
そして、合格したら次の級に行きたくなるのが人情だ。
そうしているうちに壁に行きあたる。
だいたい準2級に合格して
2級チャレンジするあたりに多い。
だから準2級プラスという新級が作られたくらいだ。
多くの日本人が日本語検定を受けないように
英語のネイティヴスピーカーも英検を受けない。
ネイティヴ並みに英語を使いこなしたければ
検定の勉強よりも留学をするなどのもっと別のやり方の方が適していると思う。
さらに大胆に言わせてもらえば
英検は大学受験のためなどのお墨付きをもらうために受けるのが
一番の目的ではないだろうか。
だとすると
小学生から高い級を目指すことには
あまり意味がない。
むしろ合格した級のスコアを上げていき
満点を目指す方がのちの学習の役に立つ。
なぜならば
高3で準1級の合格を目指すべきだからだ。
高1で準1級ではないのだ。
小学生のうちに
ギリギリで準2級とか2級に受かっていても
高3で準1級に受けらなければダメなのだ。
※③につづく

