英検に思う①
うちの塾の卒業生が今春、立教大学に合格した。
英検準1級に合格。
それを利用しての合格だ。
中学時代に塾で鍛えたから準1級に合格できました
なんてお世辞が言えるほど成長できていた。
さいたま市にある中高一貫の女子校に進学。
努力家が多い学校だけど
周囲に負けないくらいがんばったようだ。
大学生活も大いに充実させて
かけがえのない時間にしてくれているようだ。
さて、英検についてだが
今後もその重要性は衰えるどころか
ますます重視されるだろう。
埼玉県の中学校の調査書の書式が来年度から変更される。
そこには英検の級取得の記載がされなくなってしまう。
そのことから
「英検は受けなくてもいいのでしょうか」
と疑問に思う保護者もいる。
確かに調査書に記載されないのだから
公立高校の入試においては加点対象ではない。
一方、私立高校では
学校によっては優遇されることもある。
誤解を恐れずに言わせてもらえば
英検は今までも高校入試において
大きなアドバンテージになっていたわけではない。
ないよりはましくらいであったのだ。
県内屈指の公立進学校の教頭先生も
「当日の学力検査で合否を決めたいから
英検で高い下駄を履かせたくない」とおっしゃっていた。
現在の選抜基準をよくみてみると
どの進学校も加点されるのは
2級とか準1級とか高い級のわりには
大した点数がつくことはないのが分かるはずだ。
とはいえ
入試の世界は1点で明暗の分かれるから
侮ってはいけないのだけれども。
※②に続く


