老舗蕎麦屋に行ってきた

大学時代の友人で

 

家業を継いだ男がいる。

 

家業とは明治時代から続く老舗蕎麦屋。

 

都内にあるから頻繁に食べに行くことはないのだけれども

 

先日半年ぶりくらいで訪問した。

 

訪問するときにはいつも食事時の

 

忙しそうな時間帯は避けているはずなのだけれど

 

店の中はお客さんが絶えず

 

お店の人はみんな忙しそうだ。

 

それほど広いお店ではない。

 

1階は8テーブルほどで

 

1テーブルは4人掛けだ。

 

その日は入ったときに2テーブルしか埋まっておらず

 

空いていたから

 

ゆっくりと話もできたのだが

 

頼んだものが届いたころには

 

テーブルがすべて埋まってしまい

 

次のお客さんからは

 

いつものように

 

2Fの宴会場に案内されていった。

 

あいかわらずのようだ。

 

私は自分の食事に専念することにした。

 

頼んだのはいつもの「地獄蕎麦」だ。

 

地獄という名がつくと

 

辛い料理を連想するかもしれないけれど

 

普通の味付けだ。

 

しかも大きな海老天とか山菜とか具が盛りだくさんなのだ。

 

麺もつゆもじつにおいしい。

 

帰りがけ、忙しい中見送りに来てくれたその友に

 

また来るよと声をかけて家路についた。

 

 

店内の雰囲気がいい。

 

 

店員さんの接客もいい。

 

 

ただし、それだけでは明治の世から続く名店にはなりえないだろう。

 

蕎麦屋の名店は、蕎麦が美味しいのだ。

 

これは塾も同じだろう。

 

教室のつくりや雰囲気

 

スタッフ

 

それだけじゃダメなのだ。

 

いい塾は

 

授業がいい!

 

そんな塾になってみせるぞと帰りの電車の中で誓った。

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