ノーベル賞受賞までの長い道のりは
ノーベル賞の明るいニュースに列島が沸いている。
化学賞の北川氏は1997年に論文を発表した。
だが当初は「信じられない」とか「間違っている」
などと厳しい批判を何度も浴びた。
生理学・医学賞の坂口氏も1995年に発表したものだ。
2人とも共通しているのは
花開く保証もなく
人気のないようなことであっても
粘り強くやり続けるということだ。
受賞者は研究成果の発表から受賞までに長期の時間を要する。
理論を発表した当時は評価してもらえないことが多い。
時間をかけて主張の正しさは後の実験によって次々と証明されていく。
先見性に現実が追いついくのだ。
時代を変える偉業は
多くが地味なものだ。
正当な評価を受けるのに数十年かかる場合もある。
子どもたちの学習も
努力の連続が肝要だ。
徹して不断の努力の道を進んでいきたい。