勝利の夏へ
小さな町で1校しかない中学校の吹奏楽部を
全国屈指の楽団に成長させた教員が語った。
環境に恵まれ
偶然、コンクールを突破することはある。
だが、3年間で部員が入れ替わる楽団で
実力を維持するには
「何のために演奏するのか」
という「目的」が欠かせないと。
楽団は大規模なステージより
町内の小さな催しへの出演を優先した。
「町の宝」と大切にしてくれる皆に
音楽の素晴らしさを届けたいと。
生徒が音楽の喜びを実感としてつかみ
それが自然に表れるからこそ
コンクールの「結果」も伴うのだろう。
受験勉強の根幹も、
数字的なものよりも、
自分の生き方に変化が出ているかどうかだ。
やればできる!が実感できた。
苦手なことにも立ち向かって克服することができた!
遊びの誘惑、怠け心に打ち克ってやるべきことをやりきった!
このような経験こそが今後の人生の宝物となるのだ。
勝利の夏は始まったばかりだ。
「何のために学ぶのか」
それを忘れないで
とことんガンバレ!